こんにちは。
僕についてはこちら。
先日、鉄板焼きに連れて行ってもらいました。
その際に良いタイミングで一つのワイナリーのいろんなワインを楽しむことが出来ました。
栃木の足利市にあるココファーム。
規模も品質も日本でもその名を知らない人も少なくなってきていて、
九州沖縄サミットの首脳たちの晩餐会でもこちらのワインが提供されました。
元々はいわゆる一般クラスでない子たちを指導していた川田教師が卒業後の子供達の仕事にと、
所有していた山を切り開いて椎茸や果実、葡萄を植えたことからワイナリー作りに発展していきます。
だいぶ端折りましたが、その川田さんが創設した障害者支援施設のこころみ学園で働く人々が葡萄のお世話をしたりしています。
当時の畑はワイナリーの目の前に広がっていて、とてつもない傾斜。笑
そこを足袋を履いた方々が作業をしているんですねー。
僕が傾斜を登りきって休憩していたら、
自閉症の70代くらいの方が気がついたら近くに居て、話しかけても特に反応はしませんが、
カラスが来たら手に持っていた缶?をガンガン鳴らして鳥除けをしているんですね。
それぞれの出来ることで役割を果たして生きているって素晴らしいなって感じた瞬間でもありました。
後から本を購入して読んだんですが、もしかしたらこのカラス除けの方は初期からいた生徒さんなのかな?と。
そんなココファームはアメリカ人のワインメーカー、ブルースガットラブさんを醸造責任者として招聘したことで、
高品質のワイン作りや、
その後日本を代表する作り手にまでなる方々などを輩出するワイナリーに成長するんですが、
長くなるので割愛します。笑
ココファームのワインに再会してワイン作りの尊さや作り手への敬意は改めてしっかり伝えていきたいなぁと再確認しました。
ってことで。ハナヨリダンゴ。
ココファームの定番。
こちらはいわゆる買いブドウで、北海道、山形のブドウがいろいろ入った辛口白。
どちらも高品質ブドウが生まれる土地です。
JALの国際線ビジネスクラスでも採用されましたねー。
こちらも買いブドウ。
僕は初めて飲んだ当時、プティマンサンという品種が美味しいって思った最初の一本。
ボリューム感があってしゃぶしゃぶゴマタレとかと。
こちらもJAL国際線採用されてます。
ツヴァイゲルトはオーストリアで誕生した品種。
これが北海道の余市で栽培されると高品質のブドウになります。
完熟は素朴なジャムのようで食べても美味しいです。
ワインにするとどことなく垢抜けない感じはあるものの、
独特の深み、懐の深さのあるワインかなーと。
ピノ・ノワールも余市で作ると海外に引けを取らない品質になります。
(もちろん栽培されている方々のたくさんの仕事を経て、ですが)
そんなピノを現在はに移住したブルースが醸造し、ココファームのワインとして販売しています。
ちなみに余市というと、
この町を代表するワイナリーは北欧の世界一のレストランにオンリストされ、
それからたくさんの日本のワインが海を渡るきっかけにもなりました。
今や日本を代表する高品質ワインの産地の一つです。
他にも楽しんだのに、楽しみすぎたが故に他は写真の取り忘れ。笑
ココファームの今を聞かせてもらいながら飲むと、より美味しく感じました。
美味!
リーズナブルでちゃんと美味しい白。
名前も味がありますよねー!
う・わ・さの余市のピノから作った高品質ワイン。
サミットの晩餐会で注がれたのぼ。
こちらは僕もラグジュアリーレストランで提供していましたが、
低価格シャンパーニュや他国のスパークリングにも負けないゴージャス感!
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ストーリーを知って飲むワインは「豊かな時間」のためのスパイスです。
ちょっと良いワインを飲む前に、そんなストーリーを知ってみると良いかも。



