「英語が話せるようになる本当の勉強法」のブログ

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どんどん英語力がアップする勉強法を紹介するブログ

×「参考書は1冊に絞って、何度も繰り返して勉強しなさい」

 

このアドバイスを、私はいろいろな所で目にします。

 

私のこのブログは、英語の指導者の方も多く訪問して下さっていますので、

「私もこう指導している」

と思われる方がいらっしゃると思います。

 

この指導をされている方に真っ向から反論することになりますが、お読み下されば幸いです。

 

結論です。

 

×「参考書は1冊に絞って、何度も繰り返して勉強しなさい」

これは間違ったアドバイスです。

 

正しくは、

『勉強の書籍は、1冊に絞ってはいけません

 

 

例えば、英文法の参考書

 

「分詞構文」の章を読んで分からなかったとしましょう。

 

別の参考書を読むと、「良く分かった」ということが当然あるわけです。

 

参考書など、書籍は別の著者が書いています。

同じ「分詞構文」でも、説明の方法が全く異なります

 

1冊読んで分からなくても、2冊目を読むと良く分かる、ということがあるのは珍しいことではありません。

 

 

×「1冊に絞りなさい」

と聞いた学習者はどうなるでしょうか。

 

「他に手を出してはいけないと指導された」

と思います。

もう一度同じ参考書を読んでも、理解できません。

 

そうなるとお手上げになります。

「もう駄目だ!」

「分らん」

「英文法は難しい」

「GIVE UP!」

 

万事休すです。

 

 

問題集でも同じです。

 

英文のパターンはいくつあると思いますか。

 

誰も数えられないと思いますが、文の種類は数億、数十億、或いはそれ以上あるのではないでしょうか。

 

仮に英単語の数が10万語だとしましょう。

『英文』は1単語から長文まで多くのパターンがありますので、その種類は恐らく『億』を超えるオーダーでしょう。

問題集に掲載されている問題の数はたかだか数百です。

 

数百の問題を『繰り返し』、『とことん』やってどれだけの効果があるというのでしょうか。

 

問題集もいろいろな本(2冊以上)を使って、多くのパターンの問題にチャレンジすることで勉強の効果が高まります。

 

 

辞書も同様です。

 

同じ英単語でも、辞書によって掲載されている『例文』が違うのは勿論、『意味』も違います。

 

私は常に書斎や職場に複数の辞書を用意しています。

 

新しく登場した1つの英単語に対して、2冊以上の辞書で確認する癖を付けています

 

 

まとめます。

 

この『情報化時代』

 

情報のソースが如何に多いかが重要です。

 

出来るだけ多くの情報を仕入れて、それを自分で取捨選択して如何に正しい判断、行動ができるかが勝負です。

 

『情報が多いことが重要』

これはある意味この世の常識ではないでしょうか。

 

 

ここまで読んで下さってありがとうございました。

 

それでも

×「情報源を絞りなさい」

×「参考書は1冊に絞って・・・」

このアドバイスが正しいとお思いになりますか?

 

 

現在日本人の英語力が一向に上がらないのは、勉強法が間違っているからです。

 

「参考書を1冊に絞りなさい」

このようなアドバイスは、日本人の英語力アップの足かせです。

 

 

私の著書では、

「英文法の参考書を(1冊)通読しなさい」と言っています。

 

「通読せよ」というのは、「1冊に絞りなさい」ではありません。

特定の分野だけを勉強するのではなく、全体を理解するために「通読」と言っています。

 

分からないことがあれば、その部分だけ別の参考書で勉強することは勿論強くおススメします。