ネタバレ全開で行くから、ネタバレ嫌な人は読まないでね。
まず、映画館入口にベイマックスいた。

散々、触りまくった後に「触らないでね」の看板見つけて硬直ww
映画鑑賞前「あぁ、ロボットなのにふわふわなのね。可愛い。」
映画館鑑賞後「超絶可愛いし、カッコ良いとこもあるとか最高!
グリしたい抱きつきたい、タダシgood job!!」
ディズニー映画は全部面白いから期待はしてたけど、期待以上だった。
ベイマックスは心身ケアロボットだから、起動当初はプログラムされた使命通りにヒロを守ってたようだけど、
後半から終盤にかけては、もはや自我があるように思える。
暴走後、ヒロがケアチップ抜こうとするの拒否したり、タダシの動画見せてあげたり、完全に自分の意思。
「それは出来ません。」だけでなく、「これをタダシが望んだのでしょうか?」なんて問いけてるしね。
ヒロの気持ちは本当に痛々しいほど分かる。
タダシが望んでないと言われても、彼はカブキマン(教授)のせいで死んだのに、
そのカブキマンが反省もせずにのうのうと生き続けるのが許せない。
でもタダシがどんな思いでベイマックスを作ってきたのか。
人を救うために作ったもので、人を傷つけたり殺したりしたら、タダシが残した思いを潰してしまう事になるからね。
わずか14歳で憎しみを乗り越えなきゃならなかったヒロ。
あと、ゴーゴー達にとってもタダシは親友だったから気持ちは同じはずだけど、皆大人だな・・・。
そしてカブキマンこと教授の気持ちも分かるけどね。
あのクレイは、他人の人命が失われようと利益の方が大事であるような人間。
アビゲイルの事、責任を感じてるような態度は全く感じられないし、こういう人間はリアルにいるし本当に最低。
父親として娘を失った教授の憎しみは計り知れないけど、
彼は関係ない人を巻き込み過ぎ。
故意でなくても、タダシという未来も才能もある尊い人命を失わせておいてあの態度。
ヒロ達まで殺す気満々。
まして、全員自分の学生なのに。
しかも武器はヒロのマイクロボット。
学生から奪い取った技術を復讐の道具にする酷い大人。まさに復讐鬼。
それでもヒロとベイマックスは、己の危険も省みず、アビゲイルを助けに行く。
憎い敵の娘なのに、娘には罪がないし、
助けられる可能性がある人命は迷わず助けに行く。
本当に成長したな、ヒロは( ノД`)
異次元空間の中でも、身体を張ってヒロを守ろうとするベイマックスが健気で泣ける。
もう完全に、プログラムじゃなく意思だと思う。
戦闘中でも二人の信頼関係が本当に強くて、
ポータルに吸い込まれそうになってたヒロが敢えて手を離して、それを空中キャッチするベイマックスのシーンが本当に良い。
そして最後の別離。
「ベイマックス、もう大丈夫だよ。と言われるまで離れられません。」
ヒロに抱きしめられて、目を閉じるベイマックスの表情が本当に切ない。
タダシに死なれて塞ぎ込んでたヒロは成長して強くなったし、ゴーゴー達という仲間もできた。もう大丈夫。
ベイマックスは本当に、ヒロの心も見事にケアしてみせたんだね。
でもヒロは3歳で両親を失い、14歳で兄も失い、今度はベイマックスまで失うのか。
だからロケットパンチでぶっ飛ばした手の中に自分のケアチップを握らせておいたんだろうか。
またヒロに会える可能性を思って、自分の意思で。
ヒロがケアチップで復元し、ベイマックスと再会できて本当に良かったよ。
でなければ、こんな展開悲しすぎるもの。
やっぱりディズニーはハッピーエンドじゃなきゃね!
本当に予想以上に素晴らしかったわ。
笑って泣けて、なんてありふれた言葉じゃ足りないくらい。
ベイマックス、健気で本当に愛しい。
でもベイマックスの中にはタダシの意思が受け継がれてて、
アナ雪での姉妹の愛の後は、兄弟の絆が深く描かれてると思った。
あと、日本の東京とアメリカのサンフランシスコの合体したようなサンフランシスソウキョウ。
街並みとか本当によく研究されてるなと感心したと同時に、日本人のディズニーマニアとして誇らしく思った。
ラセター様始め、ディズニーの製作スタックの皆様に感謝!

ベイマックスのポストカード、可愛すぎ。
永久保存だわ。