今日は、お勧めの本をご紹介します。
日々に追われて余裕がなくなった時、生きる意味が分からなくなった時、
人生の終わりに恐れを感じた時、様々な悩みを抱えている時…
そんな時ちょっと歩みを緩めて、この本を読んでみるとよいかもしれません。
「ターシャ・テューダー 最後の言葉」
ターシャさんは、絵本作家として生計を立てながら、
1800年代のアメリカの田舎の生活を維持された方です。
彼女は、人里離れた場所にすみ、文明の利器や携帯電話を持たず、
買い物のための便利な交通手段を持たず、
一日2回ヤギのミルクを絞り、家畜小屋の掃除をし、
野菜や草木を育て、自給自足の生活をしていました。
現代の文明社会の中で、このような丁寧なな生活をすることは、
かなりの信念があってのことで、負担もあったはずです。
2008年に92歳でお亡くなりになったのですが、
その2年前になされたインタビューを載せたこの本は、
とても示唆に富み、今必要なメッセージが得られるかもしれません。
一部、彼女の言葉をご紹介します。
自分のまわりを美しい考えで満たし、
親しい人々に愛と優しさのこもった行動をとることをおすすめします
遅かれ早かれ、人はみな死を迎えます。
それでも、私たちは人生をより良くするために
多くのことができるのです。
たとえ、退屈でつまらないときがあるとしても、
暮らしに喜びを見出そうとすれば、
きっと暮らしはより良いものになるはずですよ
大切なのは、それを成し遂げるという意志です。
本当に何かをしたいと望めば、きっとうまくいくはずですよ
写真が豊富で、すぐに読めてしまう本なので、
休憩のお供にして、ちょっと息抜きしていただければと思います。