地方ではまだ野良犬がいるようですが、都会ではまずそのへんをウロウロしている飼い主のいない犬を見かけることはありません。
人畜共通感染症のなかでも、発症すれば致死率100%とされる狂犬病には、その蔓延を阻止するために「狂犬病予防法」が定められているので、その法律に則って、野良犬は行政によって捕獲されます。
でも、野良猫の捕獲の定めはないので、都心でも猫は自由に屋外を歩き回っています。
野良猫の糞尿の臭いや、駐車している車につけられる足跡に悩まされている住民と、野良猫にエサをやる猫好きの住民との間で、トラブルになることもめずらしくありません。
春の繁殖シーズンになると、子猫がたくさん生まれて、ペット里親会のシェルターもパンパンになります。
そこで、野良猫に不妊・去勢手術を施し、繁殖を抑えることで頭数の自然減をはかりながら、猫用のトイレを設置するなど、住民の迷惑被害も減らそうというのが「地域猫活動」です。
猫好きにとっては「不幸な猫」が減り、猫嫌いにとっては「迷惑な猫」が減る、どちらにとっても有益な活動ですが、その趣旨が住民にすべからく理解されていることが、円滑な運営には欠かせません。
地域猫の左右どちらかの耳の先が小さく欠けていたら、それは避妊・去勢手術を済ませたという印です。
地域猫 MOZU(もず)in 清瀬 → http://ameblo.jp/mozu-mozu-mozu/