犬の雑誌「WAN」2009年4月号に、「ワンコのごはんと栄養学」という特集が組まれました。
P26~P27には、「ペットフード工場ののぞき見!」というタイトルで、デビフの牛肉の角切り缶詰の製造過程も紹介されています。
ワンごはんの研究員の皆さんはもちろん、手作り食に関心のある飼い主さんにぜひお読みいただきたいのが、手作り食でワンコの体質改善や自然治癒力を高める食事療法を勧めている獣医師の須崎恭彦さんの記事「手作り食のイロハ」です。
以下、記事の抜粋。
私は手作り食による食事療法を飼い主さんに指導していますが、かといって市販のペットフードを否定しているわけではありません。
せっかく選択肢がいろいろあるのですから、犬に合っていて、飼い主さんが与えやすいものをあげればいいと思っています。
もちろん、手作り食とフードを併用してもOK。「絶対にこっちのほうがいい!」なんて堅苦しく考えず、柔軟に選んであげてはいかがでしょうか。
「手作り食だと栄養のバランスが心配・・・」という飼い主さんの声をよく聞きます。「何をどのくらいあげたらいいのかよくわからない」ということのようですね。
でも、そこまで難しく考える必要はないんです。基本的には、いろいろな食材を偏りなく食べていれば大丈夫。
私たち人間だって、「昨日はこってりしたフレンチだったから、今日はあっさりした和食にしよう」とか、「最近はさっぱりしたものが多かったから、今日はしっかりとお肉が食べたいな」などと、自然に調節しているはずです。
あまりに「栄養バランスをしっかり考えなきゃ」と張り切りすぎると、それだけで疲れて続かなくなってしまいます。
冷蔵庫にある余った食材などを利用しながら、飼い主さんが考えすぎずにリラックスして作ることこそ、手作り食の大事なポイントと言えるでしょう。