2009年5月17日 読売新聞 に、こんなタイトルの記事が掲載されました。
「こんなカーミング・シグナルがあって、それらを理解できるようになれば、犬の気持ちが分かる!!」みたいな記事かなと思って、読んでみると・・・・
質問者(東京都 悩める中3 14)
飼っている犬の気持ちが分かるようになる本はありませんか。そうなれば、学校の友達の気持ちも分かり、もっと楽しく過ごせるような気もします。
回答者(いしい しんじ 作家)
犬の気持ちがわかるために、たとえば犬研究者や、犬の飼育士になる必要があるかというとそんなことはなく、散歩にいけばいい。
世間一般の犬の気持ちはわからなくても、あなたの犬の気持ち、言葉が、ハッとわかる気がする瞬間が一度や二度はあるはずだ。
このとき大事なのは、あなたと犬が別々ではなく、ロープでつながれた一体、「私たち」になっているという感覚で、たとえばこの世には絵筆や自動車などと一体になれるプロの人がいるけれども、それを使っている間のプロは、自分が道具を使っている、というより道具に使われている、自分もいま道具である、と感じているかもしれない。
気持ちがわかるとは、言葉のやりとりでそうとわかることではなく、たとえ一瞬でも、相手とこの一体感を得られたかどうかにかかっている。
その意味では犬と歩く散歩のほうが、十代の友達との長電話や手紙より、「私たち」の分かり合いは深くたしかだといえる。
(補足)
犬の気持ちを手っ取り早く理解したい場合に、オススメの本は・・・・
「犬の本音がこんなにわかる!」芸分社 鳴海 治監修
→ http://www.narumi-ice.com/stuff-book.html#inunohonne
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