●犬の鼻はなぜ黒い


ワイマラナーの鼻の色は銀色ですが、ほとんどの犬の鼻は、黒い色をしています。どんな犬種でも、子犬のときには、鼻の色はピンク色ですが、成長するにつれて黒くなっていきます。犬の鼻が黒い色になるのは、太陽光の紫外線から鼻の皮膚を守るためと考えられています。


犬の体は、被毛で保護されていますが、鼻は露出しているので、太陽の光を直に浴びてしまいます。鼻の色が薄い犬は、やけどや皮膚ガンに気をつけなければならないと言われます。


皮膚のメラニン色素、特にユーメラニンと呼ばれる黒褐色のメラニン色素は、太陽の光でさらに黒くなります。皮膚のDNAは、太陽の紫外線で突然変異を引き起こすことがあるので、黒い鼻は大切な役目を担っているのです。