幼犬と老犬のためにおなかにやさしい「おかゆ」のススメ


子犬では、生後6週間(42日)を過ぎると、胃腸器官の粘膜上皮に免疫バリアが発達してくると言われます。


免疫バリアは、身体を守るために作られた特別な抗体が消化器官の粘膜の上に分泌されて、皮脂のように表面を覆うものです。そして、抗体が異物と結合して、粘膜から体内に入るのを阻止するのです。


消化器官の免疫バリアは、「口腔耐性」と呼ばれます。


口腔耐性ができあがる前に、市販のドッグフードのように、多くの原材料でできている食べものを与えられると、未消化の成分が腸粘膜を通過して体内に入り、それを異物とみなす身体の拒否反応、アレルギー反応が起きることがあります。


離乳期に入ったとたんに、完全に母乳を止めてしまうと、子犬は口腔耐性を発達させられなくなります。この点からも、子犬をあまりにも早い時期に母犬から離して、離乳させてしまうことは好ましくないと考えられます。


口腔耐性を確実に獲得させるためには、まず、消化性の良い食べ物を与えることが基本です。


子犬にとって消化しやすい食べものは、ごはん、大豆のタンパク質、肉のタンパク質、ミルク、調理された卵です。白米のごはんは、ほぼ100%消化できます。


最初に与えた食べものへの口腔耐性ができてから、次に消化しやすい2つ目の食べものを与えるようにします。このようにすれば、アレルギーや胃腸障害を起こさずに、子犬を離乳させることができます。


少ない量を何回かに分けて与えることで、食べものが完全に消化されるようにすれば、未消化のまま吸収されてしまう可能性を少なくできます。


ドライフードは、一般的に、その成分の6割以上が穀物で占められていますが、穀物に含まれているグルテンがうまく消化できず、下痢をしてしまう症状を「穀物不耐症」と呼びます。


穀物不耐症の犬でも、穀物を十分に煮込んで「おかゆ」にすると、消化吸収が良くなるので、下痢の症状が改善されることがあります。


消化機能が十分に発達していない子犬、消化機能が衰えてくる老犬には、食材をしっかり煮込んで「おかゆ」にしたものを与えることが勧められます。


デビフ プチデビイ・シリーズ 「五穀おかゆ」


五穀おかゆササミ野菜    五穀おかゆ馬肉

   五穀おかゆのササミ野菜      五穀おかゆの馬肉入り


プチデビイ 五穀おかゆのササミ野菜


白米と五穀(大麦・あわ・きび・アマランサス・ごま)に、鶏ササミとβ-カロチンなど栄養豊富な野菜(人参・大根菜)を加えて、おなかにやさしいおかゆに仕上げました。


原材料 : 鶏ササミ、白米、人参、大根菜、グラニュー糖、大麦、あわ、きび、アマランサス、ごま、しゃんぴニオンエキス、増粘多糖類


成分  : 粗タンパク質    5.5%以上

      粗脂肪       0.2%以上

      粗繊維       0.5%以下

      粗灰分       0.4%以下

      水分       88.0%以下