(2)ボランティアとして現地に入る時の心得


1. 被災地に単独で入らない。
単独行動をしてけがをしたりしたら、かえって迷惑をかける。
ボランティア団体に所属して、どのような役割を担うのかを打ち合わせておく。ボランティア保険にも加入できる。
被災地にいきなり入るのではなく、隣接する町に集合する。
自家用車で来てはいけない。駐車スペースやガソリン補給の問題が生じて、迷惑をかける。
歓迎されるのは物資の運搬に使える大型貨物車、機動力のある二輪車。


2. 自分に必要なものは、最低3日分は持参する。(自給自足が原則)
食料は日持ちのするもの。食べる時に火や水を使わなければならないものは持っていかない。
水は、大きなペットボトルではなく、500ccのボトルを6本ぐらい持っていく。
かぜ薬や胃腸薬、ウェットティッシュやトイレットペーパー(ロール)などを持っていく。


3. 野宿ができる準備をする。
テント、シュラフ、懐中電灯などを持っていく。テントは決められた場所に設営する。
被災地の人に宿泊施設の手配を頼むようなことをしてはいけない。
入浴はできない覚悟で。


4. 帰ることを前提に活動し、帰りの交通費を持ってくる。
帰りの交通費を持たずに被災地にやってきて、現地のスタッフや他のボランティアに迷惑をかける人がたくさんいる。また、ボランティア活動が不要になっても、何となく被災地に残る人もたくさんいる。彼らはとりあえず被災地に来て、現地の熱気にとりこになった人たち。当たり前のことだが、被災者が自立し始めたら、自分の本拠地に帰ること。


5. 自分のゴミは持ち帰る。
焼却できない発泡スチロールや割れるびんは持ち込まない。