●認知障害の症状を緩和する
高齢犬の認知障害では、人間のアルツハイマー病のように神経細胞が完全に脱落して消滅することはありませんので、死に直結するものではないとされています。
おそらく、神経細胞はまだ生きているけれど、機能的に働きが低下してくる状態ではないかと考えられます。従って、ガンや肝臓病などの他の病気にかからなければ、症状が改善されることもあります。
犬とのコンタクトを密にして、よく話しかけ、ほめて、触れ合い、精神的な刺激を与えることで神経細胞の働きが元に戻ることもあるのです。
愛犬が認知障害になっても、動揺したり、不安がったりしていてはいけません。その状態がいつまでも続くわけではなく、「残りわずかな期間を幸せに過ごさせてあげよう」と考えて、穏やかに接して下さい。