●老齢期の食餌給与法
1. 足腰の弱ってきた犬には、前肢付け根の下あたりの高さの台に食餌の容器を置くようにして、食べたり、飲んだりしやすくします。
2. 寝たきりになったり、固形物が食べられなくなったりした場合は、ウェットタイプのドッグフードを小さな団子状にして食べさせます。
3. ミキサーにドッグフードやスープなどを入れて、流動食を作ります。それを空のケチャップ容器やマヨネーズ容器の先端をカットしたものに流し入れてから、犬の口に差込み、ゆっくり押し出していきます。水もこの容器で飲ませることができます。
根気よく与え、食べたらほめてあげましょう。
老齢期で大切なことは、食餌の質、量、給与時間などを急に変えたりしないことです。
また、いつも食餌が補給され、食器が空にならないような「不断給餌」はせず、1日に定量を2~3回に分けて与えます。
毎日の適度な運動と歯磨きも大切です。