ドッグマッサージの方法と3つの効果


ドッグマッサージは、主に筋肉に働きかけるもので、大きく3つに分けられます。


1.リラックスマッサージ


ゆったりした気分を促す


2.押す、もむ、スキンローリング、なでる、震わせる


テクニックを使う一般的なマッサージ


3.ストレッチ


身体を柔らかくする


ドッグマッサージには、大きく分けて3つの効果があります。


1.病気の早期発見、痛みの緩和、自然治癒力を高める


全身をさわることで、しこりなどに気づき、病気の早期発見につながります。身体に適度な刺激を与えることで血行が良くなり、犬の病気やケガの痛みをやわらげる、あるいは自然治癒力が高まって、病気やケガからの回復を助けます。


2.リラクゼーション


マッサージをする飼い主もリラックスしながら、犬にドッグマッサージを行い、ゆったりした時間を過ごすことで、犬のストレスをやわらげるとともに、飼い主の心も癒されます。


3.問題行動を改善する


怖がりでよく吠える犬、破壊行動をする犬にマッサージを繰り返したところ、次第に落ち着きが出てきて、表情が柔らかくなり、問題行動が収まったと報告されています。飼い主のマッサージによる皮膚刺激=スキンシップで、犬の情緒が安定します。


マッサージのコツと注意点


1.まず、マッサージをする人(飼い主)がリラックスしていること


ゆっくりと息を吐けばリラックスできます。やわらかな照明やゆったりしたBGMも、リラックスするのに役立ちます。マッサージしているときにも、集中しすぎて、息を詰めてしまってはいけません。


2.犬にむり強いしないこと


犬が嫌がっているのに、むりやりマッサージをしてはいけません。マッサージを始めるときにも、やさしく声をかけて、犬がリラックスした状態であることを確認してからスタートしましょう。


3.いつも同じ時間になると決めつけてしまわないで


義務感をもってやろうとすると、それが犬にも飼い主にもストレスになります。自然体で、やれるときにやればいいと考えて下さい。しかし、食後すぐのマッサージはやめましょう。


4.弱い力で行うマッサージです


人へのツボ押しのような強いものではなく、弱い力で行うマッサージです。その力は、自分の目玉を指先で押して、痛く感じない程度というものです。


5.ゆっくりした一定の速さで手を動かします


中型犬の背中を手の平でなでるのに、首からお尻まで手を動かすのに7~8秒かかるぐらいのスピードで


妊娠している犬、心臓や肝臓、腎臓に重い疾病を持っている犬、皮膚病やリンパ節が腫れている犬へのマッサージを避けて下さい。