●マッサージの効果
第1次的な効果
マッサージは、血液のめぐりを良くして、細胞により多くの酸素を運ぶことで老廃物を取り除き、疲労を解消して、筋肉の柔軟性を回復します。(血液の循環を促進する機能)
マッサージは、リンパ液の循環を促進することで、失われていた機能をよみがえらせたり、痛みをやわらげる働きをします。(鎮痛機能)
マッサージは、細胞から「サイトカイン類」と呼ばれる物質の分泌を促し、それが体内を巡って脳に達すると、自然の鎮痛剤である「エンドルフィン」が分泌されます。それによって、免疫機能を弱めるストレス・ホルモンの分泌が押さえられることになります。
子犬のころからよくスキンシップをしてもらった犬は、老年になってからの「グルココルチロイド」の生産量が少なくなると言われています。簡単に言えば、免疫機能が高くなり、ストレスをためにくくなると言うことです。
第2次的な効果
定期的なマッサージをしていれば、犬の体の小さな異変、腫瘍などに気づきやすくなります。
第3次的な効果
飼い主と犬との間のきずなが深まります。犬に触れることで、飼い主の血圧が下がるといった効果もあります。