●犬には、月に1~2回程度のシャンプーが適切な頻度
シャンプーしなくても、自分の体をそこそこ清潔に保つことができる動物たちにとっては、シャンプーなんてして欲しくないというのが本音でしょう。
フェレットは、シャンプーするペットということになっていますが、臭いをとる目的でシャンプーすると逆効果になります。
シャンプーで皮脂が洗い流されるので、体の防御反応から、新しい皮脂がどんどん補充されます。新鮮な皮脂ほど、強い臭いを発するので、シャンプーすればするほど、体臭が強くなるという悪循環になってしまうからです。
ちなみに、フェレットの臭いは、フェレット特有の香り、ムスク(じゃこう)の臭いです。
犬の場合にも、シャンプーで多少なり同じような反応が起きるので、洗いすぎは良くないと言われるのです。
また、人間の表皮の厚さは0.1~0.3mmですが、犬の表皮はずっと薄く、0.025~0.04mmしかありませんから、刺激性が強く、皮膚への浸透性が高い界面活性剤を使っているシャンプー剤で洗うと、皮膚へのダメージは避けられません。
ダメージが回復しない内は、シャンプーしてはいけない、2週間程度は間をあけるようにと言われる理由です。
臭いが気になるようなら、お湯で体を拭くだけでも消臭効果があります。また、お湯ですすぐだけでも汚れの30~40%は落ちるので、シャワーだけにするということも試してみて下さい。