●ワクチン・アレルギー


ワクチンを接種した日は、激しい運動をさせたり、入浴させたりせずに、犬を安静にしましょう。


ワクチンを接種した場合に、最も問題になるのがワクチン・アレルギーです。


急性のアレルギーを起こして、ショック症状になるアナフィラキシー反応を起こした場合には、緊急の治療が必要になります。


反応は、ワクチン接種後、数分から数時間(24時間未満)以内に起こるとされています。


歯茎の色が白っぽくなると、それはワクチン接種によるショック症状のサインです。


アナフィラキシーの発生はそれほど多くはありませんが、顔が腫れたり、皮膚の発赤や発熱、ぐったりして元気がなくなるなどの「過敏反応」は時々見られます。


ワクチンの副作用は、年齢が若いほど、そして体重が軽いほど多いと言われているので、若い小型犬に対しては、ワクチン接種後に注意して観察することが必要になります。


ワクチンの副作用が多いのは、ミニチュア・ダックスフンド、ワイマラナー、グレート・デーン、ドーベルマンと言われています。


そのような可能性も考えて、ずっと飼い主が犬の様子を見ていられる日の午前中に、ワクチン接種をすることが勧められます。


副作用のリスクを心配するあまり、ワクチンを接種すれば感染症を予防できるというメリットを忘れてしまってはいけません。