●レプトスピラ症
昭和10年代には毎年数千人規模でレプトスピラ症が発生し、その内1,000人近くの人が死亡していました。
その後、感染源であるドブネズミの駆除と衛生環境の改善により、発生数は激減しましたが、完全に撲滅されたわけではありません。九州や沖縄では多いとされています。
レプトスピラは、らせん状のスピロヘータという細菌で、動物や人の皮膚にふれただけで感染するのが特徴です。
犬も人も感染すると、発熱、黄疸、肝炎を起こして、死亡する場合があります。
犬では、8種混合ワクチンの接種で、レプトスピラ症が予防できます。