●飼いやすくするために避妊・去勢手術をする


人間に依存して生きなければならない犬は、「人にとって飼いやすいこと」が幸せになる大きな要件であることはまちがいありません。


避妊・去勢手術をすることのメリットとして挙げられているのが、「飼いやすくなる」ことなのです。


メス犬の場合


1.情緒的、感情的に安定する(性的ストレスがなくなると寿命が延びるとされる)


2. 性に関わる強い守備行動や威嚇、攻撃性を低くできる


3. 発情による出血の汚れがなくなる


4. 発情期ごとに出血の世話をしたり、体調の変化に煩わされない


オス犬の場合


1. 情緒的、感情的に安定する(性的ストレスがなくなると寿命が延びるとされる)


2. 性に関わる強い守備行動や威嚇、攻撃性を低くすることができる


3. 繁殖本能からのストレスから開放される


4. リーダーになろうとする意識が低くなり、家族の一員として暮らしやすくなる


5. 飼い主への注目度が高まり、しつけがしやすくなる


6. 外でのマーキング(排尿)の回数が減る


7. 他の動物に対する関心が低くなり、ムダ吠えやケンカを防ぐことができる


去勢をすると、オス性ホルモン「テストステロン」の分泌量が大きく減るため、競争的な行動や性的な攻撃行動が減るとされます。しかし、犬そのものの根本的な性格はあまり変わりません。