●オス犬の生殖器官のはたらきとホルモンに関係する病気
オス犬の睾丸では、いつも精子と男性ホルモンが作られています。精子は前立腺で作られた糖質の液体と混ざります。
老犬になると前立腺肥大や前立腺ガンを発症するオス犬が多いと言われます。
亜鉛は男性ホルモンの生成には欠かせない微量栄養素ですが、かつて、ドライタイプのドッグフードに亜鉛が欠乏していると指摘されたことがあります。
亜鉛欠乏症は、前立腺肥大を引き起こす原因になるとされています。
●オス犬への去勢手術とメリット
1.オス犬が7歳を過ぎる頃からかかりやすい前立腺肥大、精巣腫瘍、肛門周囲腺種、会陰ヘルニアなどの男性ホルモンのバランス異常に起因する疾病の発生率を低く抑えることができる
2.去勢手術を受けたオス犬では、平均寿命が2~3年は延びると報告されている
3.排便困難、排尿の異常を予防する
4.皮膚の病気を予防する。