●ダニの生態
アレルギーの原因で最も影響があるものが、ダニの死骸やフンです。
ホコリの中のダニは1g中に1,000~2,000匹もいると言われ、その死骸やフンの粉末が呼吸とともに身体に取り込まれて、人の場合には喘息やアレルギー性鼻炎を、犬の場合にはアレルギー性皮膚炎を発症します。
ホコリダニ、チリダニと言われている「コナヒョウダニ」と「ヤケヒョウダニ」がアレルギーの原因の8割を占めています。
これらは、ふとん、じゅうたん、畳、布製ソファー、ぬいぐるみ、タンスと壁の間の綿ボコリに多く生息します。
梅雨の季節はダニが猛烈に繁殖する時期です。
ダニは約1ヶ月で卵から一人前になり、寿命は2~3ヶ月ですが、その間に約100個の卵を産みます。ダニにとっての好環境下では、3ヶ月足らずで1匹から6億匹にまで繁殖します。