●子犬の成長段階に合わせたフードを選ぶ
小型犬種の場合、生後10ヶ月齢になるまで、1日20gずつ体重が増え続けるので、誕生時の体重に比べておよそ20倍にまで成長すると言われています。
第1段階 離乳期から成長中期(5ヶ月齢ぐらい)までのドッグフード
1ヶ月~5ヶ月齢の旺盛な成長期の子犬には、タンパク質や脂肪の含有比率の高いドッグフード(パピー用フード)を与えます。子犬が成犬の大きさの半分になるまでは、約2倍のエネルギー量を必要とします。
また、骨格の健全な成長のためにはリンとカルシウムを最適なバランスで摂取することが大切です。(リン1に対して、カルシウム1.2~1.5の比率)
第2段階 5ヶ月齢以降、緩やかな成長期の子犬のドッグフード
小型犬は大型犬に比べると成長速度が速いとされています。
成犬になるまでの生後月齢
・5.5Kgまでの犬 ~6ヶ月齢
・9.0Kgまでの犬 ~9ヶ月齢
・20.5kgまでの犬 ~15ヶ月齢
・大型~超大型犬 ~24ヶ月齢
タンパク質や脂肪の含有比率は、パピー用よりはやや低いものになりますが、成犬のエネルギー量の1.5倍を必要とします。
成長が緩やかになるこの時期にパピーと同じようにカロリーを摂取させ続けると、肥満になったり、骨格の発達に悪い影響を及ぼしたりします。
第1段階から第2段階に移るときに、代謝エネルギーの低い「緩やかな成長期の子犬用フード」に変える場合と、同じ子犬用のフードを引き続き与えながら、給餌量を少なくすることで摂取カロリーを適正なものにする場合があります。
リンとカルシウムのバランスは、1対1.3比率が最適です。