●オメガ6脂肪酸(必須脂肪酸)
細胞膜が適切に働くようにします。細胞の炎症に関与したり、免疫を抑制する働きもあります。ホルモンを活性化するので、皮膚の健康や被毛の光沢などを良くする働きがあります。
リノール酸はオメガ6脂肪酸の一種で、成長や傷の治癒、肝機能やその他の活動を助ける働きがあります。
必要量は、成犬では、体重1kg/0.22g、子犬では、体重1kg/0.44g。
植物油には、リノール酸が多く含まれています。
植物油の種類とリノール酸の含有率
ベニバナ油 77% (オレイン酸も豊富)
ひまわり油 69% (ビタミンE 39mg/100g)
綿実油 57% (ビタミンE 30mg/100g)
コーン油 53% (とうもろこしの胚芽から作られる)
ごま油 45% (抗酸化物質/セサミノース、ミネラル、ビタミン含む)
菜種油(キャノーラ油) 23% (加熱しても成分変化が少ない。オレイン酸豊富)
オリーブオイル 13% (オレイン酸、ビタミンA、ポリフェノール含む)
γ-リノレン酸は、月見草、ルリチシャなど一部の植物にしか含まれていません。犬はリノール酸をγ-リノレン酸に変換することができ、さらに、リノール酸を体内でアレキドン酸に変えることができます。
高齢の動物(特に猫)には、γ-リノレン酸は有効に働き、脂肪酸の代謝に影響を及ぼす糖尿病や肝臓、甲状腺の病気の治療には欠かせません。