●妊娠・授乳期
① 胎子の体重増加は妊娠後期に起こる。母犬の栄養要求量もこのころまでは増加しないので、妊娠早期に食餌を与えすぎると余分な脂肪がついて、出産時に問題が起こりやすい。
② 妊娠5週から毎週15%の割合で食餌量を増やし、出産時の食餌量は交配時の60%増になるようにする。
③ 授乳期の母犬は、自分の栄養要求と母乳を通した子犬の栄養要求を同時に満たすために非常に多くのカロリーと栄養を必要とする。
④ 妊娠期・授乳期いずれも嗜好性が高く、エネルギー、栄養含量の高い食餌にする。