犬のライフステージに応じた食餌の管理 


●子犬の年齢換算


幼年期


3週齢  = 人間の1歳

6週齢  = 2歳

7週齢  = 3歳

3ヶ月  =  5歳

6ヶ月  =  9歳


若齢期


7ヶ月   = 10歳

9ヶ月   = 13歳

10ヶ月  = 15歳

1歳    = 17歳


●成長前期(生後5~6ヶ月)


成犬の約1/2の体重になるまでは、成長速度が早く、タンパク質や脂肪などの栄養素やエネルギーの必要量が高いのです。


エネルギー


成犬時の必要量の約2倍


タンパク質の必要量 


22g/100gDM以上 (成犬は18g/100gDM以上)

 (DMは乾物量を表す)


子犬のライフサイクルは人間の約6倍といわれ、それだけ早くおなかが空いてしまいます。


空腹の時間が長すぎると、血糖値が下がって「低血糖症」になり、ぐったりしてしまうこともあります。


●成長後期(生後5、6ヶ月~1年程度)成犬になるまでの間


成長前期よりも成長速度はゆるやかになるので、エネルギー必要量は次第に低くなります。


エネルギー


成犬時の体重の40~80%の段階  = 成犬時の1.6倍


成犬時の体重の80~100%の段階 = 成犬時の1.2倍


成長後期になっても成長前期と同じカロリーを摂り続けると、肥満や骨格発達の異常などのリスクが高くなります。