●火葬
犬や猫の遺骸を、自己所有の自宅の庭に埋葬することは、問題ありません。しかし、公園や河川敷などの公有地や他人の所有地に埋葬することは、できません。
動物の遺骸は、法律上は「廃棄物」扱いなので、それを自己所有地に埋葬することは、不法投棄とみなされるからです。
不法投棄に対する罰則は、懲役5年以下または1000万円以下の罰金です。
1.自治体による火葬
各市町村の環境衛生課が窓口です。
一般的には返骨はないとされていますが、自治体によって違いがあります。
(例)
・清掃工場に直接持ち込んで、処理してもらう場合、1件につき1,500円。
・火葬処理場への持ち込みで、費用は2,500円~3,000円。
・市内の斎場で火葬をする場合、収骨を必要とするものは1体につき16,800円、収骨を必要としないものは1体につき11,500円。
2.ペット霊園やペット葬儀社による火葬
まず、「お骨をどうするのか」を考えます。ペットの火葬には「合同」と「個別があります。
合同火葬は、他のペットたちと一緒に火葬されるので、お骨は戻ってきません。
個別火葬の場合は、ペットごとに火葬し、お骨が戻ってくるのでその後の供養などができます。
ペットの葬儀社に依頼する場合、業者が自宅へ引き取りに来て、お骨を届けてくれるもの、あるいはそのまま業者所有の施設に納骨するものなどがあります。
(合同or個別) × ペットの体重 + オプション(火葬立会いなど)というのが一般的です。
人間の場合と違って、ペットの火葬は業者に遺骸を引き取ってもらい、お骨で帰ってくるという方法がとられることが多いので、立会いを希望する場合には、別途オプションで料金(プラス1~2万円)がかかります。その日の内に遺骨を持って帰ることができます。
30kgを超えるような場合には、対応できる業者が限られます。