●子犬に夜鳴きさせない工夫
子犬が夜鳴きするときには、まず、さびしがらないような工夫をします。夜鳴きをしている時に、かわいそうだからとかまったりしてはいけません。
(1)ハウスに慣れさせておけば、夜鳴きはしなくなります。
子犬がやってきた日から、ハウスに入ることに慣れさせましょう。ハウスが楽しくて安心できる場所だと思うようになれば、夜鳴きをしなくなります。
子犬を日中の早い時間帯に家に連れてくるようにすれば、夜までの間に、新しい環境に慣れて落ち着くことができます。
(2)さびしさを感じさせないような工夫をしてみましょう。
①ハウスを飼い主の寝室に置く
②ハウスで寝るときに、お気に入りのおもちゃを入れてあげる
(3)鳴いているときには、かまってはいけません。
夜鳴きをしている時に、かわいそうだからと声をかけたり、「ダメ」と叱ったり、ハウスから出したりすると、「鳴けばかまってもらえる」と学習してしまい、鳴きぐせがついてしまいます。
(4)起きている間に、子犬にやってあげられること。
①夕方の食餌の時間を少し遅くして、排泄をさせてから寝かせる
②運動をさせて、心地よい肉体的な疲労を感じさせる
③子犬の様子を見ながら、少しずついろいろな経験をさせ、心地よい神経的な疲労を感じさせる。過保護にし過ぎて、環境からのストレスを全く受けないような生活をさせていると、将来、小さなストレスにも順応できないような成犬に育ってしまう。