●恐怖症を克服する


犬を怖がる子どもに対しては、無理強いをせず、慣れた環境で、少しづつ犬と会わせるようにします。リラックスした状態で、犬がそばにいることが楽しいことだと感じさせるようにしましょう。


「犬が素晴らしい動物だ」ということが書かれた本を子どもに読み聞かせることも効果があります。


大切なことは、子どもが犬への恐怖にどう向き合うのかということです。犬から遠ざかるのか、それとも勇気を出して犬と向き合って、恐怖を克服しようとするかのどちらを選ぶのかです。


飼い始める前に犬の世話のしかたを学んでおけば、犬がやってきた時の喜びが大きくなります。


子どもがペットの犬と暮らせるようになれば、他の動物に対する恐れも持たなくなります。そして、動物が怖いという気持ちを克服する経験を通じて、将来、困難な問題が起こっても、それを乗り越えようとする意欲を育むことにつながります。


犬は、わずかな表情や動作で気持ちを表します。それを読み取ろうとする体験を積むことが、人間関係の中でも、相手の表情や語調から考えていることや感じていることを読み取る力を育むことに役立ちます。