食糞行動をやめさせる方法


犬にとっては自然なことでも、うんちを食べることは、飼い主にとっては不快なことですし、感染症や寄生虫を取り込んでしまったり、腸の異常の原因になる可能性もあるので、やめさせたいことです。


成犬になってもどうしても食糞行動が直らない犬もいますが、時間が解決すると考えて、あまり神経質にならずに気長に取り組みましょう。


食糞行動をやめさせるためには、とにかくさっさと片づけてしまうことです。


飼い主が「とんでもないことをしている」と「ダメダメ」と過剰に反応すると、今度は飼い主の注目を得ようとして、うんちを食べるようになります。


うんちを口にしてしまっていたら、あきらめて、それを取り上げようとせずに、無視して下さい。


排便後にうんちを食べようとするそぶりを見せたら、すぐに子犬の気をそらせ、うんちから遠ざけるようにします。例えば、別の部屋で少量のごほうびをあげます。


うんちをしたとたんに、目にも止まらぬ早業でうんちをくわえてしまう子がいます。その場合には、長いリードをつけておいて、うんちをし終えたらすぐにリードを引いて、うんちから遠ざけるという方法を試して下さい。それから、ごほうびをあげます。


フードの量を増やしたり、内容を変えると効果が出ることもあります。

●食餌を少量何回かに分けて与え、満腹感を増すために繊維質を増やす。かぼちゃなどは繊維質が多く、消化が良い。


繊維質が多く、高たんぱく、低炭水化物の食餌を与える。


鉄分を増やした食餌を与える。(糞が苦くなる)ホウレンソウには鉄分が豊富に含まれている。


植物油を加える。1週間ぐらいかけて、体重4.5kg当り15mlまで増やす。


良質のフードに缶詰の肉を食餌全体の25%を超えない量を加える。


食餌に肉の柔化剤や消化酵素をふりかける。
パパイヤ、パイナップル、キウイフルーツ、メロン、ヨーグルト、カッテージチーズ


●ビタミンB群の豊富な「酵母」を餌に添加する


うんちにしかけをする方法は、効果に個体差があります。


ペッパーソースやビターアップルといった刺激物をかけたり、とうがらしエキスの入った錠剤を食べさせる方法がありますが、それらが全ての犬に効果を発揮するわけではありません。