犬の種類を知る


現在、400種類を超えると言われるさまざまな犬種は、人間が使役目的にあわせて、品種改良を重ねて作りだしたものです。



自分が飼いたいと思っている犬種が、自分のライフスタイルに合うかどうかをよく調べましょう。


1.グループ


犬はまず、大きくグループに分けられます。


グループとは、「遺伝的に受け継ぐことができる独自の特徴を持つ犬種の集まり」です。


●スポーティング・ドッグ    (鳥猟犬)

●ハウンド            (獣猟犬)

●ワーキング・ドッグ      (作業犬)

●テリア             (穴居害獣猟犬)

●トイ               (愛玩犬)

●ノン・スポーティング・ドッグ (家庭犬・非鳥猟犬)

●ハーディング・ドッグ     (牧羊犬・牧畜犬)


2.犬種


犬種とは、「イヌ科の中で、他の仲間とは異なる特徴を共通して持っている個体(犬)のグループで、その特徴が次の世代にも受け継がれる」ものです。


犬種を定義する特徴が、「スタンダード」です。その個体(犬)の姿かたちや習性が、その犬種の特徴に一致するかどうかを判断するための基準になります。


スタンダードを維持することは、外見だけではなく、その犬種特有の作業能力を保つことです。今は家庭犬として飼われるようになった犬種でも、もともとの牧羊犬、狩猟犬、闘犬、あるいは護衛犬や運搬犬としての能力や性質を完全に失っているわけではありません。


3.バラエティ


遺伝的に受け継ぐことができる共通の特徴を持つ犬種の中で、他の個体(犬)とは異なる特徴を有する個体(犬)」です。


多くの犬種に、被毛の色やタイプ、いろいろな耳の形といったたくさんのバラエティがあります。


トイプードルやアプリコット・プードルなどは、プードルのバラエティです。


ダックスフントには、スムースコーテッド、ワイアーヘアード、ロングヘアードの3つのバラエティがあります。