出産の兆候
交配日から60日を過ぎた頃、分娩が近づいてくると母犬には、次のような兆候が現れます。
●巣作り行動をひんぱんに行うようになる
●落ち着きをなくして、常にうろうろする
●呼吸が激しくなる
●体温が低下する(正常体温:38.1~39.2℃→37℃以下に)
●体温低下から12~24時間以内に分娩が始まる。
(遅くとも48時間以内)
●食べ物を受けつけなくなる
●排泄の回数が多くなる
●乳腺は分娩の7~9日前から発達してくるが、乳汁は分娩前1~2日までは分泌されない。
1日に2回ある満潮時に分娩する確率が高いという説もありますので、念のため、海の満潮の時間を調べておくのも参考になるでしょう。
分娩の時間帯は夜が多いとされていましたが、室内犬ではあまり時間には関係なく出産するようです。
65日を過ぎても分娩に入らない場合を「遅産」と呼びます。子犬の数が少なく、母犬の胎内で子犬が大きく育ちすぎると、難産になる危険性があります。