読売新聞ペットライフの「交遊録」に、脚本家の井上由美子さんが愛犬のパピヨン、マロンとの暮らしについて書かれたコラムが掲載されました。


その中で井上さんは、初めてマロンがやってきた夜、夜鳴きするマロンのケージの横で家族が交代で添い寝をしたら、静かになったと書いています。しつけのセオリーから言えば、とんでもないことだろうが、「犬とのふれあいは自分流でいいのが楽しいところなのだ」とも述べているのです。


しつけに限らず、犬の飼い方についての様々なノウハウが伝えられていますが、井上さんのコラムを読んで、画一的な方法で全ての犬をコントロールしようとすることに対して違和感を感じる飼い主さんがここにもいるのだなと感じました。


全く無知なのも困りますが、ノウハウを鵜呑みにして、ほどほどで良いといった常識的な判断ができなくなるのも困ります。「いいかげん」と「ほどほどの常識」との違いは明確ではありませんが、自分自身を含めて、もっとおおらかに愛犬とつきあっていくのも良いのではないかと思いました。


井上さんいわく、犬との暮らしが教えてくれるもの、それは「幸せなんて、勝ち負けじゃない、自分流でいい」ということかも。