ちんのラン

ちんは「狆」、ランは「蘭」という漢字を使います。


ちんは、日本原産の唯一の愛玩小型犬で、732年に朝鮮半島にあった新羅という国から聖武天皇に贈られたのが起源と言われます。


江戸城の大奥で抱き犬として飼われていたことが知られており、お座敷犬とも呼ばれます。


性格は従順でめったに吠えることがなく、体臭もほとんどないことから、マンションなどの集合住宅で飼うには適している犬種です。


日本での飼育頭数は少なく、ペットショップでもまれに見かけることはありますが、メジャーな犬種ではありません。そのため、入手するには、ブリーダーに直製、連絡をとらなければなりません。


この子を手に入れた当時は、まだインターネットが今ほどは普及していなかったため、日本狆クラブに所属しているブリーダーさんを見つけて、半年待ってやっと譲ってもらうことができました。


それから13年が経ちますが、いままで吠える声を聞いたことがありません。でも、痛いときには「キャン」と鳴くので、声を出す機能を失っているわけではないようです。


抱き犬のイメージが強いので、散歩がいらないと書いている犬種紹介もありますが、散歩は大好きで、スタスタと軽快に歩きます。


集合住宅でのペットのトラブルの第一位は「犬の吠え声」ですから、気になる方には「ちん」は絶対、お勧めです。