ドイツのフライブルク音楽大学の教授であるイムマー先生が来日され、マスタークラスがありました(写真はマスタークラスの会場)それが3/7~3/12のことです。本来だったらもう1週間あったマスタークラスですが、3/11に東北の大震災があり、関東も大変大きく揺れ、イムマー先生のご家族が心配されたり一緒に来日されていた奥様が大変な思いをされたことから帰国されることになり、急遽中止になりました。
私がレッスンを受けていたのはちょうど3/11、震災の日です。私のレッスンは午前中で、午後は他の受講生の聴講をしていました。まさかその日にそんなことが起こるとは思いもよりませんでした。
震災のあと、なかなか楽譜を開いたり、録音を聴いたりすることができずにいたのですが、ようやく「復習しなければ」という思いに駆られ、楽譜を開きましたハイドンのソナタ・・・・イムマー先生はブレンデルからレッスンを受けたそうです
それを教えていただける貴重な機会だと種田先生に言われ、ハイドンを持っていきました
せっかく教えていただいたイムマー先生のレッスンのことを忘れないように、少し書き留めておきたいと思います
ご興味あれば読んでみてくださいね
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イムマー先生にまず言われたのは、「あなたの中には『こう弾きたい』というイメージがあるように思えます、それをもっと出して。」ということでした1つの箇所ごとにフレーズの弾き方のアイデアをいくつかいただきました
それを練習でたくさん試し、自分のものにするように言われました。
自分で気づかなかった癖もよくわかり、それを直して行くことで欲しいイメージに近づく気もしましたイムマー先生のレッスンはとても楽しくて、先生の音に引っ張られて自分もどんどん新しい音が出来るような感覚がしました
その後、平均律も見ていただきましたが、時間オーバーで途中になってしまいました、またいつかレッスンを受けてみたいです
地震のあと、夜中まで電車が動きませんでした通訳に来てくださった種田先生の奥さんと、同じ門下のえりちゃんと3人で、電車が動くまでずいぶんと長い時間過ごしました
ずっとひっかかっていた種田先生との気持ちの行き違いについて、慰めてもらったり・・・
たくさん話しました
色々と忘れられない1日になりました
ハイドン、また新たな気持ちで練習始めたいと思います
イムマー先生と写真撮りたかったな・・・
http://matome.naver.jp/m/odai/2129989217646489401