PAGE28 | Les Shadoks

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けれども、ジビ・ロケットは…
ジビロケットは出発しなかった!
彼らは重すぎだった。
あんまり沢山重かったわけではないのだけれども、でもやっぱり重すぎには変わりないのだ。というか一言で言うと…
 一 匹 分 だ け 重 す ぎ だ っ た 。
これまで同じ状況でそうやってきた、その慣例にしたがって
一匹を、ちゃんと外に出してしまわないと。
というわけでその置き去りにする個体についてだが、我々が皆さんに紹介するのを忘れておりました。
これはかつて、その帽子を宇宙に失いそれがためにキチガイになってしまったジビであります。
それにしても偶然とはよくできたものである、このキチガイジビは
地球病にはまったく平気で、地球に残ったとしてもまったく平気で生きていけると思われた。
それに、どっちみちジェジェーヌが、このジビの面倒を観ると約束してくれたし。


さてジェジェーヌは、このキチガイジビを連れて
ジェジェーヌ・ビーチに行っては遊んで楽しんだ。
または地面が水面より高く出ているときは
夜になって涼しくなると、シャドック鮫がサーフィンをし水上スキーを楽しむのを見られた。
このシャドック鮫たちは、当時カジノはまだ存在していなかったが、カジノのように、当時全く値打ちの無かった黄金や海のダイヤモンドなんかを賭けて勝ったり負けたりしていたものだ。

ジェジェーヌは、彼は捨てられてしまったジビなのだと言い、シャドック鮫たちに
その悲運の物語を語って聞かせた。
シャドック鮫たちはそれに涙した。
そして海賊シャドックはショックをうけ心気高くも怒りに燃えた。
おおおなんとも言語道断であることだ、我々は人々をこんな風に置き去りにするなんて全くもってあってはならない!!
よかろう自分が、こんな不作法に対して、正しい態度を見せつけてやろうではないか、
彼ら、心の無い奴ら、残忍なけだもの、極悪なならずもの、ジビ共に!!!
そうだ!我こそが行ってやろうではないか、惑星ジビに。
この小さいのを連れて行ってやって、そこで同じ状況にたたき込んで礼儀作法を見せつけてやろう。