5時前に目が覚めるが、今日は今治市まで行く予定なので6時半までベッドにいて、その後も風呂に入ったりしてダラダラ過ごす。写真は、ホテルの部屋から撮影した朝の松山市。
結局8時出発。ビジネスホテル泰平別館は、素泊まりで4,300円とは思えない立派なホテル。
遅く出発するという、なめた態度があだとなり、通勤ラッシュの真っただ中の市街中心部を走る羽目になる。通勤通学の自転車や歩行者をかき分けて進む。
昨日、お参りした円明寺の辺りまで来てようやく空いてきた。この先の国道196号線は少し高く盛り土した道路だ。道幅が広く取ってあり、平坦であるため快調に走れる。
鹿島駅のあたりから、道は海沿いになる。
道の駅「風早の里 風和里」の近くは海浜公園になっている。
宮崎あたりの風景になんとなく似ている。
この先は、歩道がなくなり、交通量も多い。瀬戸内海は綺麗だが、背後に迫るトラック等の脅威にさらされて走るので、風景を楽しみきれない。
「夜逃げやグループ」と書かれたトレーラー。かつては、飲食物を提供していたお店だったのではとの推測情報があるが、今は廃墟。本当に夜逃げしたのかも知れない。
自転車用のヘルメットの上に遍路傘をかぶせて、ロードバイクで走って来た人に抜かれる。ご丁寧に金剛杖も自転車に固定している。風の日は、危ないと思うが大丈夫だろうか。
海沿いの道が終わり、今治市菊間に入る。国道沿いには瓦工場が並んでおり、かわら館なる施設もあるようだ。
太陽石油の前を通過して、星の浦海浜公園で休憩。
松が堤防沿いに植えられている。
新来島どっくだろうか。MOLと書かれた船が見える。商船三井の自動車運搬船かな?
ここから、海を離れ今治市中心街に進んでゆく。
第54番札所 近見山 宝鐘院 延命寺
本堂。
大師堂。
郊外の落ち着いたお寺である。
ご本尊は、不動明王。真言は、のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん 魔を払い災厄を砕く力を持ち、悪霊退散・立身出世・除災招福・商売繫盛などの利益がある。
延命寺を後にする歩き遍路。実は白人男性二人組。
お寺の近くで出会った宇和島ニャンコ。
次の南光坊は、今治市の中心地にあるので、交通量も多くなる。
第55番札所 別宮山 金剛院 南光坊
四国霊場のうち寺ではなく坊なのはここだけである。写真は本堂
金比羅宮から勧請した金比羅堂もある。
境内で、今治市に入る手前で遍路傘をかぶって抜いていった自転車遍路を見かける。どうやら追いついてしまったようだ。年齢は30代ぐらいと思うがよくわからない。以降、彼のことは遍路傘氏と呼ぶことにする。
ご本尊は、大通智勝如来。真言は、なむ だいつうちしょう ぶつ 心願成就、航海安全、縁結びの利益がある。
南光坊は、今治駅に近く、今日は標高300mの仙遊寺がひかえているので、リュックを駅のコインロッカーに預けることにする。数は多くないが、空きがあった。しかし、あるべきはずの両替機がない。近くの観光案内所に聞いて見ると、駅のうどん屋さんが管理しているとのことで両替してもらう。ロッカー代400円、知らないうちにずいぶん高くなったものだ。
今治市の中心部を離れ、郊外へ。
第56番札所 金輪山 勅王院 泰山寺
本堂。
大師堂。
鐘撞き堂。
ご本尊は、地蔵菩薩。真言は、おん かかかび さんまえい そわか 無病息災、五穀豊穣、交通安全、水子祈願、安産、子授け、子供守護、先祖菩提、戦勝祈願など。
泰山寺を出発しようとすると、昨日少し話をした自転車遍路の青年がやってきた。挨拶を交わして別れる。
第57番札所 府頭山 無量寿院 栄福寺
境内の様子。
なぜか、「田の神さあ」らしき像。鹿児島から出張されているのかな?
紅葉とお願い地蔵。
ご本尊は、阿弥陀如来。真言は、おん あみりた ていせい からうん 極楽往生、現世安穏のご利益があるとのこと。
ここで、遍路傘氏と青年と筆者の自転車遍路3人衆が集結。本日、最大の難所である仙遊寺へは、筆者が先陣を切り出発。
工事中とのことで、迂回路の案内標識が出ている。人家が減ってゆき、坂の勾配もじわじわと急になる。山門が見えたのでゴールかと思いきや、駐車場はさらに上だった。
ここから更に坂はきつくなり、電動アシストをパワーモードにしても、立ちこぎでやっと進めるほどである。駐車場まで登り切ると「元気やなあ。足強いな。」と関西弁で話しかけてくれる方がいたが、息があがって答えられない。しばらく駐車場で呼吸を整えてお参りに。
第58番札所 作礼山 千光院 仙遊寺
今治市が、見渡せる高さ。
本堂。
宿坊が有り、天然温泉もある。
顔ハメパネル。となりの自販機もミカンをフィーチャーしていて愛媛らしい。
ご本尊は、千手観世音菩薩。真言は、おん ばざらたらま きりく 苦難除去、現世利益、病気平癒、厄除け、開運、極楽往生など。
ブレーキを目一杯握って下山していると、自転車遍路の青年が自転車を押しながら登ってきていた。「あとちょっと。気をつけて。」と声をかけたら、か細い声で「はーい」と返してくれた。山門近くの寺下休憩所で紅葉を見物。いよいよ秋も深まってゆく。
「南無大師 木の実に打たれ ありがたし」の句碑。作者はみのると彫られていたが、誰かわからない。わからないが、いい俳句だと筆者は思う。
休憩を終え、降っていると、弱虫ペダルの巻島先輩ばりのダンシングで登ってくる遍路傘氏。軽く敬礼をすると、頭を下げて返礼してくれたように見えた。麓に着いたら15時半。遍路小屋があったので休憩して、国分寺を目指すことにした。この遍路小屋には、ありがたい張り紙があった。なるほどである。
また、近くに「善根宿」(善根宿とは、お遍路さんや修行僧を無料で泊めてあげる宿泊サービス。)と思われるご案内。もしも支障があるといけないので、電話番号はふせて紹介するが、本当にあるとは思わなかった。
国分寺に近づくにつれ、人家が増えてきた。
第59番札所 金光山 最勝院 国分寺
階段を上った先の境内。
握手修行大師。
握手させていただく。「南無大師遍照金剛」
本堂。若くて綺麗な女性が一生懸命、お経をあげていた。何かあったのか?
ご本尊は、薬師瑠璃光如来。真言は、おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 病気治癒(特に目病)、健康長寿、災難除去、安産祈願、現世利益。
お寺の駐車場には、いつ来たのか遍路傘氏の自転車。降りと平地では圧倒的にロードバイクが速い。
夕闇が迫る中、本日の宿、今治プラザホテルへ。下校中の中学生や高校生の群れをかわしながら進む。駅のコインロッカーで荷物を回収して到着したときには、ほぼ日没。
自転車をフロント前に置かせてもらい一休みしてから、19時マルナカ今治駅前店に買い出し。ネギトロ巻きやサラダ巻き等を購入。明日、また3人衆の誰かに会えるかな?
宿泊費:5,000円(2026年は、5,700円。ただしキャンペーン価格4,950円も)
飲食費:995円
納経料:1,800円(2024年4月から500円に改訂されているので3,000円)
本日の総移動距離:71.9km






















































