今年も、東京と大阪府(島本町)に住む娘達家族が帰省してくる。
両家とも国家資格を持ち夫婦共働きの4馬力で仕事をしている。
帰省してくると仕事の話を聞き必要があればアドバイスするが、
最近は話が通じにくくなってきた。
生成AIの登場で世の中も職場もすっかり変わったからである。
公認会計士の長女は、コロナ後も在宅勤務が中心になっている。
勤務先は、女性の働き方改革の先鞭をつけた大手監査法人で、
出産育児についてはほとんど親の手を借りることがなかった。
作業療法士の二女夫婦は、施術そのものは人間の仕事であるが、
膨大な後方業務が効率化されて、育児との両立に助かっている。
親の知識と経験は過去のものとなり、全く役に立たなくなった。
今では生成AIの世界をキャッチアップすることが先決である。
仕事だけでなく、各業界もすっかり様変わりした。
「鉄道業」は「都市交通事業」になり、「まちづくり」が加わった。
但しこれらは本業ではなくなり、鉄道のシェアが20%台という
電鉄会社もある。本業は「生活総合サービス」と定義される。
沿線地域から東京を経てグローバル展開が進み、それと同時に
沿線価値を高めるというミッションに挑戦している。
娘夫婦たちの話を聞き、必要であればアドバイスできるように
毎年「業界地図」の読み込みが欠かせない。
一方では、目前に迫った「家じまい」である。
両親の世代が残したものをどう評価するかは難しい。
