予算制度は、国にとっても企業にとっても重要な役割を果たしている。

 

アメリカでは、予算の成立が遅れれば役所の窓口が閉まり地下鉄も止まる。

日本には、暫定予算という便利な?制度がある。

 

前職の会社でも、予算制度が重要な役割を果たしていた。

予算に計上されていない費用はいっさい使うことができない。

止むを得ず予算外の費用を使うときは「特別予算相なりたし」という稟議を

書いて経理部財務課と交渉しなければならなかった。

経理部で承認すれば、「特別予算」という赤いゴム印が押された。

 

緊縮経営の時代には、文字通り鉛筆1本、紙1枚を大切にした。

備品庫には、日付、名前、数量を書くノートが備えられていた。

 

各部が作成した当初予算は、経理部財務課で厳しく査定した。

復活交渉もあったが、復活は少ししか認められなかった。

経理部の権限が強すぎるという批判があったが、気を緩めると赤字になる。

予算の査定は辛い仕事だった。