会社現役時代は一貫して会計と財務の土俵で仕事をしてきた。

 

特に「鉄道会計」については、新入社員時代の会計課、係長時代の財務課、

課長時代の資金課で、それぞれの分野の業務と研究に取り組んだ。

 

会社定年後も「鉄道会計」への興味と関心は尽きない。

歴史研究だけでなく、最近の新設路線や新線計画はどうなっているのか。

創業期の鉄道は借入金が規制され、建設費に対する利益率で評価された。

現在では建設費が高騰し投資額が多額になっているが大丈夫か。

 

バイブルは佐藤雄能著「鐵道會計研究」である。

佐藤氏は、30余年の官僚生活を勇退したあと、調査研究してきた記録を

関東大震災ですべて焼失してしまったが、それらを纏めた3冊の著書と

雑誌の投稿が出版物として後に残った。本書はこれらを纏めたものである。

 

自分の現役時代の経験からは、①本業の鉄道業と兼業の会計をどのように

峻別するか、②グループ子会社とどのように折り合いをつけるかという

課題が加わる。