今回は20年以上遡り、小学生時代の話。

小学生低学年時、自分はどちらかと言えばグループの中心にいるタイプだった。休み時間になると自分の席の周りには常に友達(?)が居て、昼休みなどは皆と一緒にグラウンドに出て自分を中心に色んな遊びをしていた。当時流行っていた漫画の話、テレビゲームの話で話題も絶える事が無く、通信簿でも「皆の中心に居て明るく素直」等、大人から見てもマイナスの印象はまるで無い児童だったようだ。

 

が、そんな楽しい小学生生活も高学年になり終わりを迎えた。小中学生ぐらいまでなら誰でも経験があると思う、1か月か2か月に一度は行われるクラスの班決めである。それまで自分のクラスでは、毎回くじ引きで班を決めていたのだが・・・高学年になり担任が変わり、新しい先生はこう言った。

「今回の班決めは最初に班長6人を決め、好きな子を順に班に入れていくやり方にします」

簡単に説明すると、最初に立候補した班長6人程が教卓の周りに集まりジャンケンを行い、指名する順番を決める。残りの20余名はクラスの端に寄せられ、呼ばれるのを待つという方式である。

自分は班長など面倒だと思い、すぐに選ばれる側に陣取った。このやり方を疑問にも思わなかったし、不幸を背負いこむなど想定外だった…

自分は嫌われているわけでもないし、真っ先に選ばれてもおかしくないと思い込んでいた。そして班決めが始まる。

 

指名され、次々とクラスの中心部に集まっていく生徒達。残り人数8人、7人、6人・・・自分はまだ指名されずにいた。クラスの端に残っているのは自分を含め数名となる。この時既に「おかしい?何故自分がここまで残っている?おかしいおかしい」と相当焦っていた。そして間もなく、クラスの端に居るのは1人だけになった。そう、自分一人だけが残ったのである。

おかしい・・・班長の中にも自分と頻繁に遊んでいた人も居たし、ある程度人数が集まれば班長一人の判断でなく、同じ班の複数人での同意で誰を指名するかも決められるはず…自分は大抵の人と関わりを持っていたし、最後の一人になるはずが無かった。だが現実はそうではなかったようだ…更に追い打ちをかけるかのように先生は言った。

「全員どこの班に入るか決まったみたいなので、皆別れて班のポスター作りを始めてください」と。

皆自分の机を動かし、着席してポスターを作り始める。その間、自分はクラス端で立ち尽くしたまま。はっきり言っていつ泣き始めてもおかしくなかったが、ぎりぎりこらえつつ教卓の前まで歩いていき、先生に目で訴えた。そうすると先生は言う。

「あれ?〇〇君まだ決まってなかったの? はーい!どこか!〇〇君がまだ決まってないみたいなので入れてあげられる班ないですかー!?」

全員が自分と先生に注目、が、手を上げる班は無し。結局、先生がその場に立っていた教卓から一番近い班に自分を押しやり、「ここにいれてもらいなさい」と着席させられた。

 

この一件があって以来、人間関係に対して疑心暗鬼に陥る事になる。以降、卒業するまでに同じ班の決め方が数回あり、それと同じだけ最後の一人になった。あまりにも惨めな思いと後悔を残した小学生高学年期だった。

 

 

あぁ~これがあったからかな~、中学生以降やたらと友人作りに必死になったのは。前に記事にしたな・・・高1の時の話とかにもあったけど、とにかくもう友達作りに血眼だったんだよなぁ。34歳となった今、ナニモカモガナツカシイな!

前回の記事の最後、「次回はメンヘラっぽい事を記事にする」とかって書いたけどただの回想になってしまった。まぁこれはこれで良しとするか。次回の更新はまぁ、内容も日程も未定です。思い立ったら何か書きます。

 

あぁそうだ、このままじゃ何か寂しいのでこの前買ったニット帽を被った画像でも貼っておく。ツイッターの方で既にアップしてる奴だけど

では、いずれまた。