なんかまた長文になりそう。

メンヘラブログ!と銘打ってブログを開始、当然精神病院にも通っているし、診断もされてる。

ちなみに自分は「妄想性障害」とされているんだけど、他にも醜形恐怖や視線恐怖も持ってると思ってる。

 

今回の記事は自分の悩みの一つであった、20代を真っ黒に染め上げたものを題材にしようと思う。

20代に苦しめられたもの…それはニキビだった。13年前(当時20歳)の歯医者の記事でも書いたけど、ヒキコモリに馴染み始めた頃に無理に歯医者に行った事でアゴニキビが爆発・・・それを皮切りに、以降10年近くニキビに悩まされる事になる。

 

自分にとって、人に見られて気になるレベルのニキビが出来たのは高校一年生の時だった。いわゆる思春期ニキビってやつなんだけど、額と頬に1つずつ大きいのが出来たんだ。俺はそれが異様に気になり、母にコンシーラーを借りて学校に行っていた。学校のトイレの鏡でコンシーラーを塗り足していたら、ほとんど喋った事の無い、同じクラスの野球部所属でお調子者の心無い奴に「なにお前それきっしょ」と罵られた。

しかし俺からしたらそんな事よりもニキビが隠せているかどうかの方が重要だった。とまぁ、学生の頃からそんな自分だったわけだけど・・・

 

上述したアゴにニキビが大量に出来て以降、自分にとってまさに地獄の毎日が始まった。

まず、起床して鏡を見ると必ず一つ新しいニキビができている。大小関わらず、必ずできていた。

数か月も経つと、顔面は最早別人かのように荒れ果てていた。最もできていたのは顔の下半分。頬やアゴ、首からうなじ付近までニキビが出来ていて、手の付けようがなかった。

 しかしこのままでは駄目だとまずはネットで情報漁り開始。この時点で「いや皮膚科行けよ」との声が聞こえてきそうだけど、そんな事は絶対に無理だった。ニキビ面を素の状態で他人に見せるだなんて、死んだ方がマシだと思っていた。

というわけで色々と情報集めたはいいんだけど、同じようにニキビで悩んでる人達の声が聞きたいとも思い、調べているうちに辿りついたのが2chの美容板だった。ニキビで引きこもり、ニキコモリとかっていう造語がスレタイに入ってた。(まだあるのかな・・・?)そこで色々と情報や声を集めつつ、どうすればいいかを考えた。

 結果、結局のところは何を試しても個人差という結論に至り、とりあえずニキビに効くとされるものを片っ端から試していった。

クレアラシルなど定番な物から、ニキビに効くとされる化粧水、乳液、当時話題だったプ〇ア〇ティブや、ビタミンC誘導体など。

顔の洗浄にも気を使い、当然水洗顔も試した。食に関してもホルモンバランスを正常にするような物に変えたり、枕カバーも毎日変えたりと、とにかくなんでもやった。

そんな中、根本的な解決にはならなかったんだけど、唯一これだけは目に見えて変化があった!っていうものがある。それはトレチノイン+ハイドロキノンの合わせ技。簡単に説明すると、トレチノインは肌の再生速度を速める物、ハイドロキノンは漂白。がしかしこれが中々に強力な薬剤で、使用中、皮はべろんべろんにめくれるし、使用部位は赤くなり常時ヒリヒリと痛む。この組み合わせは短期的に見ると相当効果はあると実感はできたんだけど、長期的に続けるのは推奨されていなかったし、薬の使用を止めるとまた元の状態に戻ってしまったので、結果的にはニキビのできない体質にする事はできなかった。

長期間ニキビに悩み、時には自暴自棄になりカビキラーを顔面に塗布した事もあった。「カビキラー、直接触れる事は駄目ですよ~って書いてあるしそんな強力ならアクネ菌も一掃してくれるだろうへへ」と顔面にシュッシュッシュっと・・・まあ大した事ありませんでした。顔全体が少し赤くなり、鼻の付け根がヒリヒリした程度でした。変な所で肌の性質が強かっただけなのかもしれないけど。

 

そんなこんなでとにかくニキビに悩まされる事8、9年。もう20代が終わるという時期になってようやく、ようやく肌に変調が生じる。

あらゆる事を試し、もう何をやっても駄目だと諦めて過ごしていた時期だったけど、気付くと全体的に肌の荒れが引いていた。

悩んでいる間に齢を重ね、体質が変化したのかニキビが本当、出てこなくなった。基本的に潰せるニキビ(白ニキビ)は潰していたし、皮膚には色々塗ったりとかなり負担を掛けたんだけれども、30歳になる頃にはニキビやニキビ痕に関して悩む事が無くなっていた。

 

もしニキビが原因で外に出る事ができない、人前に出られなくて悩んでいる若い人がいたらとりあえず言いたい。「駄目元で皮膚科に行きなさい、それでも駄目だったら30近くまで我慢しなさい」と。正直若い子に30歳近くまで耐えろなんて言うのは酷だと思うけど、実際自分が30歳を迎えるころには悩みがほぼ解消されたのだから、実体験として自分からはそうアドバイスするしかない。

最後に、今から4年前に撮った30歳当時の画像で今回は締めようと思う。ガラケー撮影かつ無理な拡大で画質に難がある所は失礼。

それではまた、いつか。