20歳の時からヒキコモリになったわけだが、自分はどれだけ食べても絶対に太らない体質だと思っていた。

身長176cm、体重は一番軽い時で55kg、重い時でも60行かないぐらいだった。

しかし不摂生な生活を続ける事数年、2012年(26歳)の時、引きこもる前によく履いていたジーンズを発見し、懐かしみながら足を通してみた。

するとどうだろう、ジーンズが太もも以上にどうやっても上がらない。これはおかしいと思い体重計に乗ってみると、73kgの表示。

家の体重計はアナログ式で自分が物心ついた時から変わっていなかったのもあり、「これは壊れている」と親に訴え、デジタル式の体重計を買ってもらった。73kgなど今までの自分では有り得ないとタカを括っていたので、新しい体重計に乗る時は何の不安も無かったんだけれど・・・

表示された数値は73kgだった。異常に気付き、服を脱いで鏡に向かって真横から自分の姿を見ると、腹がボテェっと出ていた。胸板も薄く、腹以外はパっと見は細身でまるで餓鬼のような体型になっている自分を見て驚愕。この事を親に話してみると、「後ろ姿を見た時点で昔に比べて太っているのはすぐ分かった」と言われ、このままではいけないと奮起。

何もかも不規則だった生活習慣を直し、いくつか制限を設けた。 

・早寝早起き 

・きっちり1日3食

・間食は絶対にしない(お菓子や炭酸飲料はご飯の時一緒に摂る) 

・18時以降はお茶か水のみ 

・腕立て伏せ30回(付加はどんどん強くしていき、腕立ての仕方にも注意を払った)

やったのはこれだけなんだけど、続ける事約1年、体型は変化、体重も58kgと完全に引きこもる前の状態に戻せたのである。

体重が60kgを切ったのを確認した後、ドキドキしながら例のジーンズに再挑戦。

普通に履けた・・・むしろ腰回りが少し余るぐらいになっていた。時間は掛かったものの、何とか自己満足できるレベルになったのでそこでダイエット生活を終え、今に至るのだが幸い(?)にもリバウンドは一切せず、現状を維持している。

 

二度とあんな体型には戻りたくないな