先日、友達と久し振りにランチして、とてもいいアドバイスを受けた。

お互い、ここ半年ぐらいの近況報告をしていたのだが、彼女が私の話を聞いて、

「もっとやることを合理化しないとだめよ。

何でもかんでも自分でかかえこんで、頑張りすぎ。

無茶しずぎよ。」

と忠告してくれた。

「そうかなあ?」

「そうよ、頑張りすぎ。

そんなにがんはって、倒れないか心配よ。

もっと手を抜くところを手を抜かないとだめ。」

「でもどうやって?」

「私もね、あなたと全く同じだったの。

でも、最近、同僚に言われて、はっと目が覚めたんだ。」

と言って、以下のようなことを教えてくれた。

彼女の同僚は、仕事をさばく際、

《この仕事はどうしても自分でないと出来ない仕事か?

他の人でも出来る仕事か?》

と自問して、仕事をふるいにかけるのだそうだ。

その結果、

《確かに、この仕事は自分しか出来ない》

となったら、それを自分の予定に組み入れる。

そして、

《この仕事は自分以外でもできる人がいる》

となったら、その仕事はその人に回したり、頼んだりする、という風にしているそうだ。


その話を聞いて、目からウロコが落ちた、と彼女は言う。

それまで、彼女も、なんでもかんでも自分でかかえて、めちゃくちゃ頑張ってしまっていたそうだ。

頑張るのが癖になってしまい、とうとう倒れてしまったという。

でも、その話を聞いてから、自分の仕事を徹底的に合理化したらしい。

彼女は国際弁護士なので、

《この案件は、ほかの弁護士さんと通訳さんを雇うより、自分が直接交渉に当たったほうが、仕事の効率が断然良い。》

と判断したら、その仕事を受けるが、

日本語で出来る弁護の仕事は、若い弁護士さんを雇って、その人にやってもらうスタイルに変えたそうだ。

出張が多いため、家事も人に頼むように変えたそうだ。

「自分にしか出来ない仕事」だけに絞ってやっていても、自分のスケジュールはびっしりで、メール1つをとっても、日に200件ものメールに返信するような日々らしい

でも、「自分にしか出来ない仕事だけをする」と決めてから、仕事の海に溺れ、時間に追われ、気持ちが追い詰められ、アップアップすることがなくなり、心がすっきり整ったという。

それで、彼女は、

「今後の自分の残りの人生は、

《自分にしか出来ない仕事》

のみに絞りやっていく。

ほかのことはやらない。」

と決意をさらに強くしたそうだ✨☀️


「だから、あなたもお人好しに、なんでも引き受けちゃだめよ。

時間も体力も限られているんだから。

いつも

《これは私ではないとどうしても駄目な仕事か?》

ってよく考えてから、引き受けるかどうか決めると楽になるよ。

あなたにしか出来ない仕事だけに絞ってやらないと、倒れちゃうわよ。

他の人に頼める仕事は、他の人に頼まなくちゃ。

そして、出来ないことはきっぱり断る。

それに、人に頼むことに罪悪感を感じる必要はないよ。

人間、ひとりでは何もできないんだし。

もうお互い、何でもがむしゃらに頑張るスタイルは卒業しようよ。」

と優しく言ってくれた。

言われて見れば、当然なのに、全く気づかなかった、さすがの仕事術である。

女性の場合は、仕事に加えて、家事や育児、介護などが入ってくる。

だから、こういう部分の合理化は、仕事の合理化より、ずっと難しい部分もある。

でも、例えば、家事を人に助けてもらって合理化する場合でも、料理は子供に手料理を食べさせたいから自分自身がやるが、誰がやってもさほど変わらない、洗濯やアイロンかけは人に任せる等、
《自分でないと出来ないことか》
というフィルターを使うのは、いろいろ応用が利きそうだ。

とっても気持ちが明るくなった、
ランチのひと時だった✨

優しいメッセージをくれた、友人に感謝✨