以下に「辿り直し」の詳細を記すことにする。

夢占いの人から、私が夢の中でたどっている運命Bを幸せな方向に導くための手伝いをさせて欲しいという申し出があった。どういうことなのかと思ったら、私と彼女で、夢の中の人物の選択を手伝って、一種の助言というか、干渉をするのである。私にとって、かなり戸惑い、逡巡しながらの作業となった。これを読んでも戸惑ったり違和感を感じる方も多いだろう。

ただ、ここでは、その詳細を、若干の省略をする以外、私の手は加えず、書き移すことにする。

以下引用。

…「並行世界の窓」を開けました。ここがあなたが夢で見ていた世界「運命B」ですね。

潜在夢(注:自分で覚えていない夢という意味らしい)の映像ですので、ところどころが曖昧になっていますが、これまでもあなたはやはり夢で「運命B」を生きてきたようです。

もう、生まれた所を離れて、スイスに来ているようです。空は青く高く、遠くに切り立った三角の山脈が見えます。背の低い、シルバニアファミリーのような石造りやレンガ造りの建物が連なり、石畳の道が縦横無尽に伸びています。

広場ではテーブルや椅子もあり、紅茶をたしなむ人々が、その一角で開かれる演奏会に耳を奪われています。あなたはアルプホルン(3メートルくらいある長い管楽器)の音を求めて、街をあてもなく歩いているようです。

運命のお相手とは、まだ知りあう前のようですね。恋心が感じられず、住みはじめたばかりの街を探索するワクワク感が心の大部分を占めています。

(中略)

あなたは再度、石畳の道を西へと歩き始めました。

カフェテラスや、坂道の向こうに見えるコバルトブルーの湖が、あなたの目に鮮やかに映ります。たくさん歩いたせいかお腹がすいたため、何か珍しい料理が食べられるところがないかと探していましたが、通りがかった小さなお花屋さんの前で足を止めました。色鮮やかな花屋が気になるのですね。店の外観等も気に行ったようです。

お花をゆっくり見たいけど、お腹も減ったしどうしよう…と迷いながら、店に入らず店先の数々のチューリップを見ています。ひとまずはチューリップを一輪買って、また改めて来ようと決めたのですが、どの色のチューリップを買うかで相当迷っているようですね。手持ちのお金が少ないわけではないのでしょうけど、一度に沢山買っても他の買い物の邪魔になったりするのかもしれません。

ともあれ、チューリップを選ぶ決断をあなた自身がしてあげないと先に進めませんね。店先に置いてあるチューリップのうち、一輪だけ選んで買う場合、今のあなただったら、どの色に決めるか教えていただけませんでしょうか?

「赤」「黄色」「白」「紫」「オレンジ」「白とピンクのバイカラー」「赤と黄色のバイカラー」「紫と白のバイカラー」(花びらに二色が混在しているものをバイカラーといいます。)

とりあえず、お店に並んでいるのは以上です。単純に「好きな色」という観点でチューリップ関係なしに選んでいただいても構いません。

あなたが決めるということがここでは重要となります。なぜなら、「運命B」はこの時点でも既に着実に、運命Aとは違ってきているはずだからです。

今のあなただったら幸せな道を選べそうだからこそ、魂がこの並行世界を見せてくれているのです。ですから、今現在のあなたの率直な直観が、この「チューリップの色」のような一見小さなこと1つでものちのちに影響してくると思われます。お手数ですが、「直観」でご返信お願いします。

(白とピンクのバイカラーを選ぶ)

一輪持ってレジへ行き、店を出ようとした途端、一人の男性に声をかけられました。

男性は照れくさそうにしながら、「あなたが白とピンクのバイカラーのチューリップを選んだら声をかけようと思っていたんです。」と言いました。

間違いありません、「運命の人」です。潜在夢なのではっきりと顔がよくわからないのですが、短髪の、穏やかそうな青い目をした人です。男性は言葉を選びながらも積極的に、どのへんに住んでるかとか、お花は好きかとか聞いてきている様子です。

勇気を出して声をかけてくれたことと、積極的ながらもすごく照れているのが伝わってくるところに好感が持てたようですね。

お互いに一目惚れしたみたいなのですが、あなたは突然のことでうまく対応できず、顔を赤らめているようです。

この後、あなたならどうしますか?すごくタイプの異性に声をかけられていると想像してください。

A. ひとまずその場で立ち話をしてみようとする

B. 家に招待する。

C.恥ずかしくて走って逃げてしまう

前世の彼女は大きく分けてこの三択で迷っています。
あなたの対処の仕方によって、また少し運命は動くかもしれません。仮に逃げてしまってもすぐにまた出会えるかと思いますので、「今のあなたならどうするか」、率直に思ったものをA~Cのうちからお選びください。

(Aを選択する)

立ち話をしました。

男性はプレイボーイかと思ったら、誠実で頼もしい印象をあなたに残しました。

あなたが母国から出て来た経緯にも興味を持って話を聞いてくれている感じです。あなたの運命の人は聞き上手の優しい人みたいですね。

時間にして数分、お互いの出身などを話して、また会ったら街を案内してもらうという約束をしてその場は別れたようです。

別れて歩きだしたとき、あなたが後ろを振り返ると、ちょうどお相手も振り返ってくれたところでした。

その印象があなたの心に強く刻まれ、映像はここで途切れました。

途切れたのは、大きな「運命の分かれ道」の1つが過ぎたからなのでしょう。今日はここまでです。

うまく運命の人と出会うところまで来れましたが、「海の約束」が守れるようにする為には、あともう少し時間が必要そうですね。本日は「運命Bの潜在夢」を読み解ける限界が来ましたので、続きはまた明日となります。

今の状態で一晩も経てば、「運命の分かれ道」の映像が再度現れてくることでしょう。今晩、潜在夢をひきだしやすいように私が施しておきますので、明日起きて以降いつでも結構ですので、ご連絡ください。