聖者の異端書/内田響子 中央公論社Cノベルズ


これも新人のようです。


さて、先日書いた、光降る精霊の森と同様、C★NOVELS大賞の受賞作だそうです。

前述のそれは「大賞」、そして、この作品は「特別賞」ということです。

2回読んでようやく解ったところもあるので、構成と伏線のはり方は、かなり良いのだろうとは思う。が、最近のジュブナイル系の傾向に洩れず、ご都合主義(良いようにいうと、予定調和)が、鼻についてしまう。

確かに、前述のそれより少々格下なのかもしれない。


あらすじ

結婚式の当日、夫になるべき人が突然「雷」に連れ去られてしまう。

家族や周りの人間は「死」ということで済まそうとするが、棺のなかに、遺体が無いことを知った「わたし(主人公=王女)」は、何らかの手段によって連れ去られたと確信し、乳兄妹であり、幼馴染でもある、見習い坊主とともに、出奔する。

かつて英雄であった祖父のもとへ、身を寄せ、北の賢者に智恵を乞う。

北の王子をメンバーに加えた、主人公ら3人は、亀裂の南、蛮族の地へと冒険をはじめる。

内田 響子
聖者の異端書