樹木は育成することのない
Der Baum treibt unzählige Keime,


無数の芽を生み、
die unentwickelt verderben, und


根をはり、枝や葉を拡げて
streckt weit mehr Wurzeln, Zweige und Blätter


個体と種の保存にはあまりあるほどの
nach Nahrung aus, als zu Erhaltung seines Individuums


養分を吸収する。
und seiner Gattung verwendet werden.


樹木は、この溢れんばかりの過剰を
Was er von seiner verschwenderischen Fülle


使うことも、享受することもなく自然に還すが
ungebraucht und ungenossen dem Elementarreich zurückgibt,


動物はこの溢れる養分を、自由で
das darf das Lebendige in fröhlicher


嬉々としたみずからの運動に使用する。
Bewegung verschwelgen. So gibt uns die Natur


このように自然は、その初源からの生命の
schon in ihrem materiellen Reich ein


無限の展開にむけての秩序を奏でている。
Vorspiel des Unbegrenzten und hebt


物質としての束縛を少しずつ断ちきり、
hier schon zum Teil die Fesseln auf, deren sie sich


やがて自らの姿を自由に変えていくのである。
im Reich der Form ganz und gar entledigt.


フリードリヒ・フォン・シラー
Friedrich von Schiller




改札からクイーンズスクエアに昇る長いエスカレータから見える

巨大な黒い壁に書かれた詩があります。

2011年の1月にワークショップ参加のために

みなとみらいに始めて降り立った時

この詩を見るようにと

お上から。。。



最初読んだ時には

あまり感動もなく

過ぎ去ったのですが

お上からクリアリングをほどなく実施されてから

なんとはなしに

みなとみらいには

頻繁に行くようにと

指示されていました。




そのたび

目にするこの詩に

魂からの

何やら解らないような

感動を覚え

何度目かのみなとみらい訪問時に

泣いちゃったのを

覚えています。


ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」の原詞で最もよく知られるように、詩人としても有名。彼の書く詩は非常に精緻でありかつ優美であるといわれ、「ドイツ詩の手本」として今なおドイツの教育機関で教科書に掲載され、生徒らによって暗誦されている。Wikipediaより



これは詩ではなくドイツの詩人、フリードリッヒ・フォン・シラーがデンマーク王子アウグステンブルク公にあてた手紙『人間の美的教育について(の手紙)』の一部を抜粋したものだそうです。



急に書かなくっちゃって

ほんでもって

ブログに

しました。

ありがとうございますドキドキ