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「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」に行って来ました。








画像をご覧になると、どこかで見たようなと思い出される方も、いらっしゃるでしょう。




ウィリアム・モリスは19世紀の英国の壁紙デザイナーで、今でも人気があります。



私はウィリアム・モリスと聞くと、「何?ラブ」と、見ずにはいられません。




たまたま告知ポスターを見かけ、終了間近のため、すぐに出掛けました。




入り口には大きな間仕切りがあり、フラッシュなしなら撮影ができます。

一部拡大↓







モリスデザインの壁紙は、現在のエリザベス女王の着替え部屋にも、使われているそう。それは大きな葉がえんじ色と金色だけで印刷された、かなり重厚なデザインびっくり



家具や内装に使われた重厚な木材に釣り合うには、この配色がベストとか。


なるほど~拍手






こちらはモリスの壁紙を使ったモデルルーム。




モリス曰く
「壁紙がない部屋は、無機質な(本文はちょっと違う言葉でした。失念しました)下宿部屋のようだ」と壁紙の美しさがいかに日常に必要なのか話しています。




日本は壁紙より家具や家電にお金をかけます。それに狭い日本家屋に派手な壁紙、無理よね・・・



すると、このモデルルームが。



なんとも華やかになりますね照れ



昔見た「大草原の小さな家」や「ダウントンアビー」の内装が思い浮かびました。



大草原の小さな家で「綺麗な壁紙が貼ってあるのおねがい」というくだりがあるのですが、納得です。



日本人がいくら西洋化した部屋に近づこうとしても、「何かちがうな~」と感じるのは、壁紙が理由の一つなのかもね。







壁紙だけでなく、貴重な版木や工程も展示されており、じっくり拝見!


壁紙の展示には立ち止まる人が多いけど、版木は少な目。



版木は手彫りの物もありますが、繊細な線の版木は、0.5mmくらいの厚みのテープ状の金属が線になるように土台に付いています。




これならば、磨耗がなくて大量生産にうってつけ。お陰で中流階級にも壁紙のある憧れの暮らしができるように。



ただ、ヴィクトリア女王の時代はさかえましたが、夫君を亡くされた後は女王が身の回りの品を黒に変えていき、それが国民にも広まりました。この時代は華美を避けるように、みな暮らしていた事が壁紙から読み取れます。





モデルルーム。グレイのモダンなしつらえでした。







展示ホールのディスプレイ。

静かな流れる布の滝ですキラキラ3

大理石と調和したエレガンスを感じます。



大好きな英国に触れた時間でしたイギリス



お土産コーナーに、壁紙の販売が!

どんなYouが買うのでしょうねキラキラ




mio 翼翼