それから2週間程経ちました。
私は御影様を頂いたお礼状を書こうと、先方の手紙を取り出しました。チャック袋の中の御影様は、外に出さなければ静かです。
(仏様の声が聞こえるのは耳からではありません。念のため。頭の中で声がする、が正確です。)
今年の出来事ベスト3は確実な出来事・・・
あれ?そういえばあの時話した、願い事は叶ってないよね?
うーん

叶えよう!って仰ってたけれど
まだ叶ってないから訊いてみようかな

(懲りてない)
御影様を取り出すのは、慣れてきました。
例の太鼓声
がすぐにしました。

私は○○○○
そなたの願いは何だ?
やっぱり声、大きい

こんなに声の大きな仏様は初めて

怖いけどとにかく用件を話さないとね。
私は先日願い事を・・・と心の中でお話しました。
すると
・・・?そうか。
そしてあっけらかんと
あぁ、忘れていた!Aはすぐ に叶えることにしよう!
すまぬな。では!
え?願いAだけ?
なんで?
私は帰りかけた仏様を呼び止めました。仏様は肩越しにこちらをご覧になりました。私はBは?と畳み掛けました。
仏様は私に向き直り、優しい表情をされました。
Aの方はすぐに叶えられる。 しかしな、Bはそうはいかぬ。
仏様は黙っていました。
確かに私は願いを叶える事を専門にしているが、叶えられない事もある。それは、お前のように守護神がまだ叶うには早いからやめて欲しいと言われた時だ。稀にこんな場合もある。
すまぬな!((笑))

仏様は守護霊より格が上位でも、叶えられないなんてあるのかな?
確かに私の方が格が上だが
守護神は私よりお前を良く知っている。お前が自分を知ってる以上にな。だから、守護神の言う事をないがしろにして頭越しに叶えるわけにはいかないのだ。
そこを曲げて
・・・願いBは叶って欲しかったのですが

・・・時間が経てば解決する、守護神はそう申しておる。そなたには辛いかもしれぬが、もうしばらくの辛抱だ。必ず解決するから、希望を持て。
ではな、と仏様はさっと帰られました。
ちなみに守護神とは、守護霊を指しています。
本人の為にならないから希望が叶わない時があると話には聞いていました。が、今回それが自分に当てはまるとは

希望?
ないよ。ないから仏様に頼るんじゃないのぉぉぉぉ

はあ、と小さくため息が出ました。
その後、願いAは間もなく叶いました。
さほど嬉しくもなく
真面目な願いBの気持ちのやり場がありませんでした。
今までBについては解決のヒントとなるメッセージは目にしません。
沈黙も、答えの一つ。
自分で道をひらくのですよ、と察しがついていました。
御影様がやってきた(3)に続く