子供の頃、たまに自転車で通った道がありました。
家から遠くに行くため、親と一緒でした。
交通量がある道には、たくさん枝道があって、
どこにつながるのかな?
外国に行けるのかな?
空想しながら走っていました。
その中に、たびたびどうしても気になる細い道があって
この道はどこにいくの?と父に尋ねたら
「田んぼと家だけだよ」
そうなんだ。でも、行きたいなー
見てみたいなー:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ちょっと大きくなって、一人で行く日は
親がいないからチャンスだ。今日こそ行ってみよう
とワクワクしました。

しかしいざその道に入っていこうとすると
なぜか、どうしても行ってはいけないと
強く止める言葉が頭に浮かびます。
気になるな、ちょっと見るだけなんだけど・・
危なそうには見えないんだけど・・・
何度か行きたいのを止められているうちに
そちらに行く用事がなくなり、通らなくなりました。
※.:*:・'°☆.:*:・'°☆.:*:・'°☆
それから15年後
私は姉と引っ越す事になり
姉が探した物件は
なんとあの道を通った奥にありました。
物件の下見のためにその道を初めて通り
やっと、見られた!
こうなってるんだね

子供のようにドキドキ

私達はその物件に住まいを移し
少しして姉は結婚して、引っ越しましたが
私はまだ、ここに住んでいます。
それでは また

mio