こんにちは(*´∀`)ノ mioです。
今日はふと思い出した出来事をシェアしたいと思います。
mioが小学生のとき、クラスメイトが噂し合ったとても優しいと評判のお母さんがいました。
A君の家に遊びに行くと、みな一様に感動して帰るというのです。生まれる家を間違えたと嘆く男子に女子はマザコン!と一笑に付してました。
ある日学校行事がありました。親子遠足で、数日前から例のお母さんが来ると聞いた男子は浮き足立ち、さすがの女子も品定めしたくなりました。
お弁当を食べ、待ちきれない男子がそのお母さんに集まります。私は冷めた目で眺めました。
そんないいお母さんがいるわけない。
お母さんはしゃがんで自然な笑顔で皆に話しかけ、男子が抱きついても全く動じずません。普段腕白な子、手を焼く子も嬉しそうに笑い、背中に抱き付く順番を決め始めました。お母さんは鷹揚で周りのお母さんより小綺麗な服装でした。
A君を見ると、何でもない顔をしています。お母さんからちょっと離れて立っていたA君に私は挑発して言いました。
「他の子にあんなに優しくしてて頭に来ないの?自分のお母さんだよ?私だったら止めてって言う」
A君は信じられない事を言いました。
「お母さんはうちで僕にもっと優しいからいいんだ。」
?!
「いつもおやつは手作りだし、今日は何があったの?って話を聞いてくれるんだ。おいしいご飯を作ってくれるし、綺麗だし、お父さんとお母さんをずっと守っていこうねって男の約束してるんだ。」
大事にされているとはこういう事なんだ。
あまりに自分の家と違いすぎるのを強烈に認めざるをえない出来事でした。本当にこんな幸せな家があるんだ。わたしもここに生まれたかったよ。
他の母親達もいつの間にかその光景を驚きの眼差しで見ていたのです。言うことを聞かない我が子の別人の姿に驚嘆していたそうです。噂は事実だったのです。休憩時間が終わるまで、お母さんはみんなの相手をしました。
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子供の頃から充分な愛情を注がれて、今頃A君はパートナーと幸せに暮らしていることは想像に難くありません。
今の私でもやはり眩しい、際立ったお母さんです。親から大切にされた経験がないから、惜しみない優しさに触れてショックを受け、この出来事を覚えていたのでしょうね。
お読み下さってありがとうございました。
m(__)m
アクセスがちょっぴり増えて来ました。心から感謝しています。(о´∀`о)