東日本大震災から今日で1ヶ月。
少しづつ支援の手や、復興への動きが見え始めています。
しかし、今までの震災と違い原発の問題や、広範囲で起こったということもあります。
なかなか物事が進んでいかないことがあるかと思いますが、
命がある限りは、少しづつでもすすんでいけるはずですからきらめずに、
そして私たちも支援の手を離さず取り組んでいけたらと思います。
まだ大規模な余震や、周辺地域への影響も予想されています。
十分とはいえませんが、少しでも被害を少なくするために
準備をすすめていけたらいいなと思います。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
さて、身近な防災を見直す方法ですが、
今日は自分でできる準備について取り上げてみたいと思います。
地震が発生してから考えられる被害はいろいろあると思います。
①津波
②地割れ
③液状化
④崩落
⑤土砂崩れ
⑥家屋倒壊
⑦家具が倒れたり、飛ぶ。家の中にガラスが飛散する。
⑧ビルのガラスや看板の落下。
⑨ライフラインの停止
⑩食料、水がなくなる。
⑪赤ちゃんのミルクの心配や、持病の薬の確保、いろいろ・・・。
①~⑤までは、自然による災害であり、個人ではすぐに防ぐ手段がとることができません、
今回のように原子力発電所の被災については、まったく手の施しようがありません。
津波には高い堤防、液状化には地盤の整備、山やがけの崩落・地すべりには水抜きやボーリングなど
公共事業にたよるところです。
三重県紀勢町では津波被害の経験から、すぐに高台へと逃げられない場合を想定し、
港に錦タワー と呼ばれる避難場所をつくりました。
このように、地域にあった避難方法を元に公共でつくっていくことは大切なことです。
住んでいる住民がコミュニティを軸に働きかけていくことはこれからも必要なことですが、
自分が準備できるものに取り掛かることは、今すぐにできることなので
準備を進めていくとよいとおもいます。
1.家屋倒壊を防ごう!
家がまず倒壊しないようにすることが、命を守ることになります。
各行政で無料の耐震診断 を行っているので、市町村に問い合わせてみてください。
そして、危ないと診断させた場合は補強工事を行いますが、
行政ごとの補助金制度を利用することができると思います。
2.家具の転倒を防ごう!
家にいるときに地震にあった場合、考えられないくらい重い家具が動いたり、飛んだり、倒れたりすることがあります。
家具に押しつぶされたり、あたって怪我をしないように、寝る場所や赤ちゃんの過ごす場所には家具を置かないようにしたり、家具転倒防止器具で固定することはすぐにできることです。
固定の仕方などは、東京都の防災ページに詳しく書いてあるので参照してください。
3.防災グッズを手元に準備しよう!
いつでも持ち運びできるように準備しておくと良いでしょう。
しまいこんでおくのではなく、枕元やいつもいる部屋や場所に置いておくのが良いです。
リュックの中に
印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、食料、毛布、FM文字多重放送受信機能付ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水
を用意しておきますが、このほかに持病の薬や生理用品、赤ちゃんのミルクや哺乳瓶、オムツは用意しなくてはいけないかもしれません。
急に逃げる時に持っていくので、あまりに重いと逃げる妨げになるので、できるかぎり軽くなるように工夫が必要だと思います。